企業診断を読む(2004年6月号)

作成日:2004-04-28
最終更新日:

IT活用と経営革新

飲食チェーンにおけるIT活用について述べられている章を読む。 商圏構造の把握のために各種のデータを利用しているのだが、 びっくりしたのは、 「立地特性を示す指標として事例店舗でもっとも注目したのが外車の登録台数であった。」 と述べられていることだった。どこを調べれば、地域の外車の登録台数がわかるのだろう。 私は外車はおろか、国産車も運転免許も持っていないから、ここでまず違う。

次に、デシル分析を見た。これは、 全顧客を購入金額の高い順に十等分してその構成比を算出する分析方法であり、 売上の上位集中度の観点から、顧客の全体概況を把握する手法である。 この店の場合は、最上位1割の客は10ヶ月間で7万円以上も使うのである。 参った。 私は回転寿司では最低の皿(100円〜120円)しか食べない。頻度は2ヶ月に一度で、 単価は800円ぐらい、一つの店に集中して行くことはしない。 ということは、顧客層の気持ちを推し量ることができない。

店には、Web カメラがあるという。 これで、寿司の数、種類や、テーブルのセッティングのスピードを把握している。 ここまでしないと、店は良くならないのか。ため息をつきながら読んでいた。

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MARUYAMA Satosi