企業診断を読む(2003年11月号)

作成日:2003-11-03
最終更新日:

IT経営 キーワード

今回は「エンタープライズアーキテクチャー」(EA)と「ビジネスリファレンスモデル」である。 両者については最近話題になっているので、ここでは繰り返さない。 不思議なのは、このEAがなぜ行政機関で行なわれたか、ということである。 行政がそれだけ無駄であるということだろうか。 ITアソシエイト協議会中間報告を読んでみればいいのかもしれない。

ビジネスリファレンスモデルは、EAと関連がある。EAを行なうときに、 最初に考慮しなければならない、組織のあるべき姿である。 このモデルを作ることにより、組織の機能を重複してもつところがわかり、 ムダをなくすことができるという。 大企業、行政はそうかもしれない。 しかし、中小企業はといえば、一人でいくつもの役をこなしている。 それにあった、ビジネスリファレンスモデルはあるのだろうか。 作れるのだろうか。むしろ、多能工を推し進めているのだろう。 重複が生じるのは当たり前だ。

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MARUYAMA Satosi