企業診断を読む(2003年8月号)

作成日:2003-06-29
最終更新日:

IT経営 キーワード&ニューワード

今回は「OSI基本参照モデル」と「RFC」である。 どちらも、経営にはほとんど関係がなく、ITの用語であることをまずは頭に入れておくべきだ。

多少経営の味付けをすれば、こんなことになるだろう。 「OSI基本参照モデル」は、本来7階層にそったプロトコルを作ることで、 相互運用性を高めようとしたものだった。そして、実際にそのプロトコルもできた。 しかし、世の中は既にインターネットと、 その実現プロトコルであるTCP/IPが事実上の標準となっていた。 そして、モデルだけ残り、プロトコル自体は使われなくなった。 設計を頭でっかちで進めるよりは、世の中の流れに載っているべきだ、という教訓である。

なお、本文にはTCP/IPのほかに、NetBIOSやIPX/SPXがあるが、使われ方としては、 IPX/SPXを出すより、NetBIOSを改良したMicrosoftのNetBEUIを出すべきだろう。 また、OSI基本参照モデルでLAN間接続のネットワーク危機の名称が第3層までしかない。 第4層以上のLAN間接続機器は、通常ゲートウェイと呼ばれることも付け加えておく。

RFCについていえば、多くの規格がどんどん出されているから、 必要と思われる規格を貪欲に取り込んで行くべきことを強調して良いかもしれない。 それから、かなりユーモアのあるRFCもあることを覚えておくといいだろう。 日本語リンクもある。

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MARUYAMA Satosi