企業診断を読む(1999 年 12 月号) |
作成日:2002-12-23 最終更新日: |
この連載は、今月号で最終回である。著者の小林憲一郎さんは、この項の結論として 「クチコミはインターネットより強い」といっている。 その理由は、インターネット時代にあっても、客は人間味ある感情・感触を求めるからである、 としている。
もっとも、インターネットを使うな、と小林さんは言っているのではない。 まずはインターネットに参加することを説いている。 そして、もしインターネットとの接触なしで生き残ろうとするためには、 ヒューマンスキルとオリジナル商品の提供が必要であると主張している。
私も、その通りであると思う。 そして、インターネットにはクチコミを促す役割、あるいは強化する役割が求められていると思う。
大型店舗には広告という手段がある。また小規模店舗でも、 運が良ければマスコミによるパブリシティが期待できる場合もある。 しかし、インターネットは、 どちらも活用できない場合のクチコミを強化する手段となりえるのではないか。 そのための効果的な手法はどんなものがあるか、考えている最中である。
前月 翌月