2003年度 中小企業診断士一次試験問題

経営情報システムを見て

8月に行なわれた試験のうち、経営情報システムを見た。相当難しい。 赤裸々に自分の考えを述べる。正しいかどうかは全く保証しない。

第16問(情報システム開発)

設問1は、開発の実施順序を問題としている。経営目標の理解は一番先なのはいいとして、 運用体制の検討をどこにもっていくかがポイントとなる。一番最後では、困る。 なぜなら、体制というのは先に決めるべきものだからである。運用は設計後に生じるが、 だれがどのように使うかというのは、先に決めないといけない。 運用体制の検討を一番最後に持ってきたばかりに、うまく使えなかったプロジェクトは山ほどある。 ということで、運用体制の検討は、経営目標の理解の直後である。

設問2は、テスト工程についての問題である。だいたいこの手の問題は、 「何何してよい」という甘いことばはたいてい不正解で「何何すべきである」が正解である、 と思っておく。その伝でいけば、正解は自ずから明らかである。 しかし、その通りにいかないのが現実である。コストはかけられない、人は出せない、 時間はないの三重苦である。だから、試験問題の中だけでも、理想を追求しようではないか。

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MARUYAMA Satosi