泌尿器科医・木村明の日記


乳児のトラウマ


[木村泌尿器皮膚科公式ブログ](2012年秋)

当院にも乳児が来院します。
乳児自身が患者でない場合も。
お母さんが、手湿疹や膀胱炎になって来院されるときに、
一緒に来院することもあります。
診察室に入るや大泣き。
お母さんの診察が終わり、診察室を出る段階になって、拍子抜けしたかのように、泣きやみます。
ドクターフリッカーの小児の予防接種についてのブログを読んだ日に、
偶然、当ビルの小児科の先生とエレベーターで会いました。
予防接種について聞いてみました。
1回に4本注射することもあり、大変なんだそうです。
乳児にしてみれば、このビルは魔の館なのだと分かりました。
元気なのに連れて来られ、味方のはずの母親も、医者の共犯になる恐ろしい場所なんだ、と思いいたりました。
泌尿器科の診察室に入っただけで大泣きするのは、条件反射なんですね。
しっかり学習していると言うべきか。
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