泌尿器科医・木村明の日記


娘のためではない法人化のメリット


[木村泌尿器皮膚科公式ブログ]

約1年前にブログを書いた時の私の主張は、クリニックを大きくする目的以外には法人化のメリットはないというもの。
法人に金をためると、娘を束縛することなるかも、というのを、この日のブログで物語風に書きましたが、事務長はさっぱりわからん、とのことでした。
そして、村民会議では大激論しましたが、結論は出ず。
最近、あすなろ先生himawaritomte先生が、法人のメリットについてブログに書いておられましたが、やっぱりよくわかりません。
先週水曜の勉強会後の懇親会で、今年1月に法人化された先生と懇談。
他の先生も加わり、いろいろ話しているうち、
「法人に低税率で貯めたお金は、退職金として受け取ることができる。」という話を聞きました。
娘は泌尿器科医にも皮膚科医にもなりませんので、木村泌尿器皮膚科は私の代で終わりです。
しかし、法人化してお金をためておけば、娘が別の場所で開業するとき、分院を作るため、としてそのお金を使うことができます。
娘が開業する気がまったくなければ、私の退職金として処理することもできるわけです。
借家と持ち家どっちが得?というのと同じで、
個人と法人どっちが得?というのも普遍的な正解はないのでしょう。
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