4年間で150件の生検を行い70人の前立腺癌を発見
ミニコミ誌の営業の方が熱心なので、こんな記事を依頼しようかな、と思ったんです。
でも、事務長も税理士さんも賛成してくれないし、私自身も、ミニコミ誌はやはり内科医が使うもんだろう、と思い直しました。
以下は没になった原稿です。
日帰り前立腺生検150例の実績。超音波医学会指導医。
院長の専門は泌尿器の超音波診断。
腹痛を起こす
過活動膀胱や
神経因性膀胱は初診日に診断がつき治療開始となります。
もっとも得意としているのが
前立腺の超音波診断。
健診で
前立腺癌のマーカーPSAが異常だった人に前立腺生検が必要かどうか超音波検査を基に判定しています。
この方法は
読売新聞の医療ルネサンスで紹介されました。
前立腺生検が必要な場合、当院では日帰り生検を行っています。
超音波で狙いを定め、
最低限の本数で適確に診断します。
開院4年間で150件の生検を行い、70人の前立腺癌を発見しました。
健診でPSAが引っかかったが、痛い検査をされるのがいやで病院に行っていない方、当院にいらして下さい。
(さらに囲い記事として)
8月29日(土)から9月4日(金)まで休診させていただきます。
前立腺の超音波診断について発表するため、シドニーで開かれる国際超音波医学会に行きます。
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この原稿を書いたのは3月29日。
そして、この半年の前立腺生検の件数を調べたのが、4月1日。
半年間で19例前立腺生検を行い、10例が癌でした。
そしてすでに
ホームページでも公開している3年半の件数に足してみると、
ぴったり、開院4年間で150件の生検を行い、70人の前立腺癌を発見していました。
4捨5入したわけではありません。ぴったり、150と70なんです。
原稿を書いたときはだいたいこれぐらい、と思って書いたんですけど、ぴったり賞でした。
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