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編集に携わっている人たちは大変ですね


フリーペーパーの編集に携わっている人たちは大変なんですね。
9月5日から、当院の診療圏から少し外れる場所に100万部置かれるフリーペーパー過活動膀胱の記事が載ります。お話をいただいたのは7月17日。
漫画表示された6つのチェックシートが特徴のコーナーなので、まずチェックシート候補を6つ選びます。
1、以前とくらべトイレに行く回数が増えた
2、急に尿意をもよおしたら、我慢できない時がある
3、夜寝てから朝までに1回以上トイレで目がさめる
4、残尿感があったり、尿もれがおきたり尿障害を感じる
この4つは、編集者側から提案されたもので、私がこれに
5、尿が濁っていて、おしっこをする時に痛む
6、尿がたまってくると、下腹部が痛い
を加えました。

<判定結果>は「1・2・3は過活動膀胱の疑いがあります。1・2・3のうち、2を含む2項目以上にチェックがあれば、過活動膀胱の疑いが強いです。4も過活動膀胱でも見られる症状ですが、尿が出にくくなる前立腺肥大症・神経因性膀胱かも知れません。5は細菌性膀胱炎、6は間質性膀胱炎の疑いがあります。」
としましたが、文字数が所定スペースよりオーバーする、とのことで、
<判定結果>は「1~3のうち2を含む2項目以上にチェックがあれば、過活動膀胱の疑いが強くあります。」と短くし、4~6の判定については、文中に解説を含めた形にすることになり、7月29日には原稿が完成したのでした。
ところが、8月20日にFAXで届いた原稿では
<判定結果>は「1~6のうち2を含む2項目以上にチェックがあれば、過活動膀胱の疑いが強くあります。」
となっていたので、「1~3の間違いです」と連絡しました。
そうしたら、今までの体裁から4~6についても触れなければ整合性が保てない、というような話になったようで、本文を含めた書き直しとなりました。
私は締め切りぎりぎりに仕事をするのは嫌いなのですが、私との連絡役をしている人に全ての決定権があるわけではないようで、しかも、他にも仕事を抱えておられるようで、20日から24日までFAX・電話・メールで何度か連絡、診察中にも電話に出なければなりませんでした。
印刷に向けての校正は直前になってしまうようで、早々と原稿を書いておいても、直前のどたばたに巻き込まれてしまうようでした。
チェックシートの5番6番を過活動膀胱の症状、とされては、他の泌尿器科医に迷惑をかけるし、また私がバカにされるので、がんばって訂正してもらいました。
<判定結果>の文字数の制限と、でも1~6すべてに触れる必要がある、ということで、私との連絡役をしてくれた人も大変だったようです。

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