≪ 旅行記 ≫
セザンヌは、「エックスで生まれた者は、それ以上の場所を発見できなくなってしまう」と知人への手紙で語っている。エックス・アン・プロヴァンスの空気を実際に吸ってみると、無性に絵画を描きたくなる。プラタナスの並木が美しいミラボー通り、市庁舎などの古い建築物、カフェ、サントヴィクトワール山など。 |
![]() ジェネラル・ド・ゴール広場のセザンヌ像 |
![]() ミラボー通り |
![]() サント・ヴィクトワール山 |
【 作品 】
![]() リンゴとオレンジ |
![]() カード遊びをする人たち |
![]() 赤いチョッキの少年 |
![]() セザンヌ夫人 |
![]() セーヌ河畔の家並み |
![]() サント=ヴィクトワール山 |
セザンヌの絵は、洋画家の中で一番好きな絵画である。日本での展覧会は欠かさず観ていたが、オルセー美術館で多くの作品を直接観たときには、今までにない感動を覚えた。 人物画、風景画、静物画ともに、純朴で味わい深い画風である。彼の技法は、色彩そのものによって形態卯を創り上げていくという独自のものであったようだ。まず、デッサンで形を整えて、そこに色を塗っていくという一般的な技法ではなかったのである。例えば、「セザンヌ夫人」の顔には、陰影による肉づけは見られない。顔の膨らんでいる部分には、赤やオレンジの暖色を用い、陰の部分には青などの寒色を用いている。 (参考文献:高階秀爾、名画を見る眼、岩波新書) |
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