リオン=ラファール

 ジャイアントスイングの投げ抜けってどうしてあんなに難しいんだ? 「下キック〜ジャイアントスイング」を抜けるのって難しいよ〜っ。
 最近お気に入りの連携は「双耳旋風(6P+K)〜盤肘(6P)〜泰山双拘手(4P+K)」です。コンピュータには全然決まらないけど、対人戦だと意外にくらってくれる人が多いぞ(最初の双耳旋風をガードさせるようにするのがコツかな。もちろん当ててもいいけど)。
 ところでさ、ラストブロンクスの港野洋子って「こうの ようこ」って書いてあったけど、あれって「みなとの ようこ」だよな。つまり、港のよ〜こ、横浜、横須賀ぁ〜ってな感じでダウンタウンブギウギバンドって知ってるか?




対戦攻略
開幕
基本連携

ロケテ会場に掲示されていた鈴木裕氏からのメッセージ

VIRTUA FIGHTER 3 とは

 VF3のロケテストにご参加いただき、ありがとうございます。

 簡単ではありますが、VF3についてVF2との違いを述べさせていただきます。
 VF3とVF2の違いは大きな物で3つ挙げられます。

 第一点は、新キャラ「梅小路葵」と「鷹嵐」が追加されたことです。これは説明の必要はないことでしょう。彼らの技は、これから楽しんで、見つけるなり、練習するなりして能力を探ってみてください。

 第二点は、「かわし」専用のボタンの追加です。英語の正確な訳は「Dodge」になりますが、我々は通常「Escapeボタン」と呼んでおります。
 このボタンの使い方が、VF3の遊びに大きく影響することになります。使いなれていないみなさんは単なる移動のボタンと考えていらっしゃる方が多いようですが、相手と接近したときにタイミング良く使い、エスケープボタンの後、即座にパンチ及びキックボタンの攻撃ボタンを押すことにより交差法として使えます。この交差法がVF3の一つのキーになります。
 交差法とは、相手の攻撃を「かわし」ながら、またはかわした直後に相手に対して攻撃を加えることができることで、これにより、更に実戦に近い戦いの効果が得られます。
 例えば、相手がパンチ連打で来る場合、今まではガードボタンで耐えた後に、タイミングを見計らって攻撃を加えるという戦いがVF2ではよく見られました。それが「かわし」によって攻撃をガードで耐えるのではなく、より積極的に相手に接近していき、攻撃を加え続けることが可能となります。
 かわしボタンが入ったことにより単調な展開から、「かわす」事ができるため、読みと勘の鋭い人に勝率が上がるように設定されています。
 コマンドのタイミングに関しては、先読みと勘を働かせる余裕をプレーヤーに与えるため、VF2より甘くしてあります。これによって、初心者が熟練者に勝てる確率が上がっていると信じています。

 第三点は、アンジュレーション(地形の段差)の導入です。
 これは、空中コンボ等で相手を浮かせた場合、下方向に飛ばすと滞空時間が増えますので、より多くの空中コンボが入ります。また、斜面上方向へ浮かせると、滞空時間が減りますので、空中コンボは若干入りが悪くなります。逆にサラのミラージュキックなどが、軽いキャラクターに対しては体重差により入らないなどの傾向は、VF3にも継承しておりますが、今まで3発入ったキャラクターでも斜面下方向にいる場合は、若干ずり落ちますので、3発目が入らなくなってたっリしますし、逆に斜面上方向にいる場合は軽いキャラクターでも相手の押し出し量が減りますので、3発入ったりします。
 アンジュレーションの中では、コンビネーションの入り方が変化しますので、その中での戦いに早くなれてもらうと、ゲームがますます楽しくなると考えています。
 また、ダウン攻撃などは、高い場所からの攻撃の場合、落差の分だけ運動エネルギーが増加しますので落差を使った攻撃などが有効となります。

 将来的には、アンジュレーションのきつい所で、最も有効になる技が追加されますので期待してください。
 アンジュレーションの中での場所取り合戦も、また、VF3での重要な戦略の一つとなるでしょう。

 キーフィーチャーに対して軽く説明させていただきました。今後、バランスの良いゲームにするために日夜、努力を続けておりますので、些細なことであってもアンケートにご協力いただければ幸いと存じます。

第二AM研究開発部 鈴木 裕