【スロベニアのワイン】





スロヴェニアを旅した人が語るのは、景色の美しさと人々の親切さ、そして料理とワインのおいしさです。
ワイン好きならずとも”スロヴェニアで飲んだワインの味が忘れられない!”と口々に語られます。
スロヴェニアのワインは、日本ではあまり知られていないので本当にそんなにおいしいの?
と思う人もあるでしょう・・・。
しかし、知る人ぞ知る小さなワイン大国なんですよ!

そもそも、スロヴェニアは地理的に、世界的なワインの名産地フランスのブルゴーニュやボルドーと同緯度にあり、日照時間も長く、雨量などの天候もブドウの栽培に適しているんです。
ですから、紀元前6世紀からワインが造られてきました。当時のローマ人やギリシャ人から栽培法や発酵法を学んで
ワインを造り始めて、独自のワイン文化を育んできました。
さらに、マリボルという街にはヨーロッパで一番古いブドウの木があるんですよ!
国全体のブドウ畑は、フランスのボルドーとほぼ同じ21,600haですが、年間の生産量は約半分。
つまり、家族規模の小さなワイナリーがほとんどで、少量のワインを、丁寧に作っています。
ボトル700本〜3000本くらいの規模がもっとも上質なワインを生む醸造量だそうですが、
それを聞いても、スロヴェニアワインの質の高さが納得できますよね。

ちなみに、スロヴェニアの国民一人あたりのワイン消費量は世界第7位!
造ったワインは全部飲んでしまう、と言われていますが、本当にその通り。
生産量を増やすと、質の高いワインが作れないので、輸出は極力おさえている、というワイナリーが多く、
アジアへはほとんど輸出されていないのが現状なのです。

ピカポロンツァには現在15種類以上のワインをそろえていますが、そのなかにも上記の理由で、
もう輸出されないかも!というワインもあります。
少量でも輸入できるように交渉中ですが、もしかしたらもう日本では飲めなくなるものもあるかもしれません
(そしてまた、これが一番おいしいワインだったりするんですよね・・・)
商売よりも美味しいワインを造る事にだわる、
そんなスロヴェニアの醸造家たちの職人気質が生んだ美味しいワインを、
ぜひぜひ、味わってみてください。



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