【スロヴェニアの音楽】

 

ピカポロンツァ店内で流れている音楽は、ほとんどがスロヴェニアの音楽ですが、
お気付きでしたか? 民族音楽(フォークソング、民謡)、流行のポップス、それ
からコーラスなどいろんなジャンルの音楽をBGMにしています。

この民族音楽(フォークソング)は、ダンスと共に各地で受け継がれてきました。
スロヴェニアはフォークダンスの宝庫で、各地にダンスのグループがあったり、
専門の雑誌があったりと、愛好家も多いのです。
スロヴェニアというところはちっぽけながら、地域ごとにたくさんの小さな村々があり、
それぞれガラリと雰囲気の違う文化や民族衣装が伝えられていていますが、
ダンスや音楽も同様で、とっても興味深いですよ。

そして、その民族音楽が過去の遺物という感じではなく、
現代にも生きているところが、スロヴェニアらしいところ。
民族音楽のグループと、ポップスの歌手が一緒に活動をして競演をしたり、
若者ばかりの民族音楽グループがあったり、実に楽しく伝統を受け継いでいます。
そして、人気の歌手たちが、自分たちのアルバムの中に、古典的な民族音楽の曲を新しいアレンジで
ちょこちょこ入れることも少なくありません。聞いていてもまったく古い感じがしないんですよね。

そして、スロヴェニアの音楽を語る上で、もう一つ忘れてはならないのがコーラス。
ちょうど今、京都で開かれている合唱の祭典で、スロヴェニアの合唱団も来ているようですが、
スロヴェニアでは、コーラスがとても盛んです。
毎年数千人規模のコーラスの全国的なイベントが開かれている事からも、
コーラス人口の高さがうかがえます。
さらに、世界的に活動している「スロヴェンスキ・オクテット」という男性合唱団があり、
世界各国でコンサートを開いています。
日本にも数回訪れています!
心が洗われるような透明な歌声で、スロヴェニアの民族音楽を中心に歌っています。
このグループは誕生してからもう50数年。
その間に何度もメンバーの交替をしながら、常にスロヴェニアの国民的歌手として愛されています。

 


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