【世界最古のワインコンクール】

世界で最も古い国際ワインコンクールが、スロヴェニアの首都リュブリアナで毎年行なわれています。
そして、その2006年度コンクールの表彰式が6月に行なわれましたが、
ちょうどリュブリアナに滞在していた我々夫婦もお招き頂き、出席する事ができました!


コンクール表彰式会場となった市役所

会場となったのはリュブリアナの市役所。旧市街にあり、 中世の面影を残すとっても素敵な建物で、
この中に足を踏み入れるだけでもドキドキワクワクの体験でした。
会場に入るといきなりシャンパンのお出迎え。
さすが世界屈指のワインコンクールの表彰式だけあり、ふるまわれるワインもおいしい!
そして、壁際のテーブルにはプロシュートをはじめ、ワインに合いそうなおつまみがズラリ。
会場のあちらこちらには花や果物が飾り付けられ、本当におしゃれなセッティングでした。

 

表彰式が行なわれたのは、建物奥の中庭で。
これまた芸術的に飾られた井戸のそばに小さな舞台が設えられ、
ゲストのミュージシャンによる演奏で幕があきました。
世界23カ国から出品された523のワインの中から上位に選ばれたワインが発表され、
トロフィーが授与されました。審査は世界各国から参加する審査員たちによる厳正なる審査と、
コンピュータによる分析の両方から行なわれ、伝統だけでなく、最新システムの導入においても、
世界のコンクールをリードする立場にあるのだそうです。

またこのコンクールは日本との縁もあり、一人の日本人醸造学者が十数年来、
ずっとこのコンクールに参加しています。最初はワインの出品者として、
そして現在はヨーロッパ各地からの専門家と共にセカンドコミッショナーを務めています。
また今年は氏による特別賞も設けられたということもあり、
さらにスロヴェニアと日本のワインの世界での繋がりが深くなったようです。
氏のほかにも、コミッショナーとしてもう一名、日本人の名前がありますし、
出品されたワインの中にも日本のワインが59品あり、そのうち5品が賞を受けました。
ちなみに参加23ヶ国のうち、アジアから参加しているのは日本だけでした。

 

さて、コンクールの結果ですが、今年度の世界チャンピオンとなったのは、次の国のワインでした。
【辛口白ワイン】スロヴェニア 
【甘口白ワイン】スロヴェニア 
【辛口赤ワイン】ハンガリー、ウルグアイ
【スパークリングワイン】ブラジル

そして、金メダルにはフランス、オーストリア、スイス、スロヴェニアのワインが選ばれました。

※審査はもちろんすべてのワインが匿名で行なわれます。
ワインをまずジャンルにわけ、各ジャンルから、それぞれ世界チャンピオンが選ばれます。
そして金メダルとその他7つの賞も選ばれ、入賞できるワインの割合は、出品ワインの3割以下と厳しく定められています。

 


前のページに戻る

サイトマップへ