スロヴェニアにもお盆が?!






11月1日は【ダン・マルトゥイヒ】と呼ばれるスロヴェニアのお盆。これは「亡くなった人の日」
という意味で、家族で黒い服を着てお墓参りをします。
そして、夜には教会の鐘が一斉に鳴らされ、この時に、亡くなったけどまだ天国に行けてない人たちの魂が、
家に帰ってくると信じられています。

さらに翌朝、また教会の鐘が鳴らされ、この時に家に帰っていた魂が、
みんな天国に行けるのだそうです。

 どうですか?まさしくお盆とそっくりですよね。
これはスロヴェニア以外のヨーロッパ諸国でも広く信じられていて、
もともとは迫害を受けたキリスト教の殉教者や聖人のために祈りを捧げる日だったとか・・・。
それがいつしか、皆がそれぞれの「亡くなった家族を想う日」となったようです。

人の心の深いところに流れるものは、洋の東西や信仰を問わず通じるものがあるのですね。



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