なまはげが踊る「春の前」の祭り



「プトゥイ」のクレンティ


スロヴェニアでも2月はいちばん寒い時期。でも言い換えればそれは「春の前」の季節。
「プウストゥ」と呼ばれるこの時期に、寒くて厳しい冬と、悪霊を追い払う祭りが
昔から全国各地で行われてきました。

祭りでは仮面をつけ、仮装した男たち(シュマ)が踊り、面白おかしくおどけて家々を巡って、
皆を笑わせます。そうすることによって、寒い冬や悪霊を追い払って、春を呼ぶのです。
そして人々はシュマたちにお礼として、食べ物などをあげる。というのが習わしでした。

仮面や衣装は各地で、それぞれ趣向をこらした独自のものが、受け継がれてきました。
中でも、特に有名なのがスロヴェニア最古の街「プトゥイ」のクレンティという扮装。
これに負けず劣らずの、すんごい扮装が各地で祭りを盛り上げていたのですが、
やはり今ではだんだん少なくなっているようです。(どこでも同じですね、ちょっと淋しい…)

 



前のページに戻る

サイトマップへ