【小さなコマで、小さなギャンブル

木で作った小さなおもちゃに【マリアンツァ】と呼ばれるコマがあります。
日本のコマとは少し形がちがっていて、6面にカットされた胴体にはそれぞれの面にことばが
書かれています。ただ回して遊ぶコマではなく、このコマを使ってゲームを楽しむのです。
2人以上なら何人でも遊べますが、4〜5人がちょうどいいです。

用意するのは、マリアンツァとコイン。
コインはできればおもちゃではなく、本物を用意して下さい。盛り上がり方がぜんぜん違います。
コインは何枚でもかまいませんが、みんなが同じ数のコインを持つように配ってください。
コインは多めの方が楽しいです。

まず、みんなが自分のコインを一枚ずつテーブルの真ん中に出します。
そして一人がコマを回し、コマが倒れた時に出た文字にしたがいます。
【VZEMI 1】は【1枚とる】という意味。
コマを回した人が真ん中のコインから1枚もらえます。
【VZEMI 2】は【2枚とる】で、2枚のコインがもらえます。
【VZEMI VSE】は【全部とる】なので、真ん中のコインが全部もらえます。
一方、【DAJ 1】が出れば【1枚あげる】という意味なので、
自分のコインを真ん中に1枚出さなければなりません。
【DAJ 2】なら【2枚あげる】で2枚出し【DAJO VSI】が出たら【みんながあげる】なので、
ゲームに参加している全員が自分のコインを真ん中に1枚ずつ出さなければならないのです。

そして、次の人がまたコマを回してその言葉にしたがう、という要領でゲームを繰り返します。
真ん中のコインがなくなった時には、全員が1枚ずつコインを出します。
【DAJ 1】【DAJ 2】【DAJO VSI】が続けば真ん中のコインは増え続け、
次に【VZEMI VSE】を出した人がぜんぶ持って行ってしまう、というエキサイティングな展開もあります。
ちょっと”坊主めくり”を思わせるようなこのゲーム、とても単純ですが、
大人も子供も楽しめます。我が家ではためておいた1円玉を使ってマリアンツァをしています。
ゲームが終わると1円玉は回収されるので、実際にギャンブルをしているわけではないのですが、
それでもジャラジャラとコインをかき集めているうちに不思議とギャンブラー気分になってきて、
だんだん声が大きくなったりして、白熱します(笑)。
あんまり楽しいので皆さんにも紹介したくなり、スロヴェニアからいくつか送ってもらいました。


遊び方付、840円で販売します。
ご家族で、お友達で、ぜひ遊んでみてください。
数に限りがありますので売り切れの際はご了承ください。


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