【伝統のヘルシーワイン ツヴィチェック】


スロヴェニアの南東部のドレンスカ地方は、サヴァ川の南岸に広がるなだらかな地帯で、
スロヴェニアのぶどう産地の一つです。

スロヴェニアでぶどうの産地という事は、すなわちワインの産地。
そして、このドレンスカの代表的なワインが、
ピカポロンツァでも人気の【ツヴィチェック】です。

このツヴィチェックは、ドレンスカにあるワイン共同組合でつくっているもの。組合では小規模の農家が丁寧に育てたブドウを持ち寄ってワインをつくる。


ツヴィチェックは、もともと地元のワイン生産者が
自分たちの楽しみのために作っていたワインでした。
アルコール度数が低めで、酸味があるフレッシュな味が特徴。
ジュース感覚でいくらでも飲めちゃう感じのワインです。

赤ワインなのですが、赤というよりもロゼのような明るい色。
というのも、このツヴィチェックというワインは、
赤白合わせた数種類のワインをブレンドして作られるものなのです。

ブレンドされるワインは10種類以上ともいわれていて、
そのブレンドの仕方は、ワイン生産者によって様々。
しかもみんなが、自分のブレンドを最高だと信じて、
頑固に自分の味を守っているのだそうです。

そんな風に作られていたツヴィチェックは、
以前はほとんど市場に流通する事はありませんでした。
ドレンスカのワイン農家でしか飲めないワインだったのです。
でも、おいしい物はいつしか人々に知れ渡るもので、
今ではスロヴェニア全国で知られるワインとなり、
ドレンスカ以外の土地でも飲む事が出来るようになりました。

さらに、スロヴェニアの伝統的なワインの一つとして、
EUの承認も得て、国境を越えて飲まれるワインとなったのです。
でも世界的に定められたルールでは、
アルコール度数が10度未満のものは"ワイン"と呼んではいけないという事になっていたので、
最初はツヴィチェックがワインとして認められなかったそうです。
ですが、ツヴィチェックの歴史と、その独自性、品質などなどが考慮され、
特別な許可を得て、ワインとして流通できるようになったのです。

そんなわけで、昔は地味な地元ワインだったツヴィチェックが、
今では、軽くて飲みやすいヘルシーなテーブルワインとして、人気が高まっています。
特にヘルシー志向の若者たちに人気だそうです。

このたいへん珍しいツヴィチェックワイン、
ピカポロンツァでもお楽しみ頂けますが、在庫が少なくなっています。
スロヴェニアでの人気が高まり、輸入が難しくなっているようで、次の入荷は未定です。
気になる方はどうぞ、お急ぎくださいね。


前のページに戻る

サイトマップへ