【子供には帽子と サングラスを】


子供たちと一緒 にスロヴェニアに行った時のことです。
とても暑い日 に、親戚と一緒に出かけて、帰ってきた子供たちをみてびっくり!
ちびっこギャングさながらにサングラスをかけて御帰還です。
街で買ってもらったと、意気揚 々としている子供たちに事情を聞いてみました。

待ち合わせ場所 に現れた子供たちを見た親戚の女性が、
【あれ、あなたたちサングラスは? え?持ってないの?】と驚いたそうです。
そして、こんなに暑い日に帽子だけでサ ングラスをかけないのは危ない。
特に子供たちの目は紫外線のダメージを受けやすいので、サングラスは絶対に必要だ、
ということで、サングラスを買ってくれ たそうです。
その時うちの子 供たちは小学校6年生と2年生でしたが、
日本のおもちゃ屋さんに売っているようなおもちゃではなく、
きちんとした大人も使える本物のサングラスです。

ヨーロッパの人 たちは日本人みたいに濃い色の瞳を持つ人が少ないとか、
紫外線が日本より強いとかの理由があるのかもしれませんが、
紫外線に対する意識のちがいをはっきり と感じました。
日本の紫外線対策と言うと、美容のための日よけ予防がメインみたいな感じですが、
やっぱり、シミそばかすより、子供の目へのダメージを防ぐ 方が重要課題なはずですよね。
だけどサングラ スはファッション目的の方が先行しているし、
若い子や子供がかけていると格好つけて、としか見られないような雰囲気です。
スロヴェニアでも、その辺りの感 覚はそう変わらないと思いますが、
それよりも、紫外線のダメージを防ぐ方を優先する、ということなんでしょう。
さすがにうちの 子たちも、日本では一度もサングラスをかけていません。
でもサングラスかけて学校に行ったら、間違いなく先生に叱られるでしょうね(笑)。
昔とは環境もず いぶん変わってきている今日、日本でも、改めて何が大事か、
考え直しても良いかもしれません。服装だって、他人からどう見られるかよりも、
季節や環境にふ さわしいかどうかが大切なはず。そんなことを学んだエピソードでした。

 


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