弥太郎山、鶏頂山・釈迦ヶ岳   2005年6月10日夜〜12日

弥太郎山へ>
<鶏頂山・釈迦ヶ岳>
西口登山口6:37〜7:30鹿沼(大沼)分岐〜7:40鹿沼7:46〜7:51分岐〜8:06弁天沼8:15〜水場[寄り道]〜8:50稜線出合〜9:13鶏頂山9:33〜10:56釈迦ヶ岳分岐〜11:00釈迦ヶ岳11:30〜13:00大入道分岐〜13:16「1590mピーク」(最高地点)13:22〜13:30林間・見晴コース分岐(八海山神社)〜大間々台(駐車場)14:13


鶏頂山・釈迦ヶ岳

今朝は5時半出発。ホテル泊ながらも、5時朝食は間に合わず、ホテル用意のコンビニ弁当を広間で食べる。
7−11のお弁当だが、これが・・・結構美味しいのだ。朝から豪華だなあと思いつつも、時計を気にしてさっさと食べる。
Hリーダー組も早出。お弁当は私達IリーダーとHリーダー組のみ。あとはゆっくり?バイキングで朝ごはんらしい。

お弁当の用意や数を気にして、Y,H両リーダーとU代表が浴衣で起きてきてくれた。幹事さん、何かとご苦労様です。
朝もYリーダーにお見送りしてもらって、さあ出発!

今日は高原山。ピークは鶏頂山と釈迦ヶ岳。大間々台まで歩くのでかなりのロングコースのようだ。
歩けるかどうかは、ちょっと心配。
なにせ、先々週の袈裟丸山の後、足は痛くなるし腰も酷く痛くなって3日間寝返りも打てない位だったから。
バスに小一時間乗るというので、しばしの間もまた眠ることにする。

さて、ルートは西口登山口からスキー場のゲレンデを上がって行く予定。ゲレンデ歩きは余り好きでないが、今日は日焼けしそうなよい天気。暑くなりそうだなあ・・・。

登山口に降り立ち、したくをする。


西口登山口

昨夜の雨もあり、スパッツをつけ、準備運動。写真を撮りながらあたりを見回すと、何と真東方向にかなり大きな地震雲・・・。うわ、どうしよう。

普段と違ってバス1台20人ほど。何だか列が凄く短く見えてくる。抜けるような空の下、歩き出す。(6:37)
明るく開けた林を歩いて行く。笹がよく茂っているが、歩きやすい。今日はまだセミが鳴いていない。
暫く歩くとリフト乗り場に出る。スキー場だけあって、広いなだらかな斜面を行く。
見晴らしのよい地点に出て振り返ると日光方面の山がよく見える。


日光連山

しかし、振り返ると先ほどの雲は更に形を変えて放射状に伸びている。(高原山からほぼ真東ってどこかなあ・・。気のせいならいいのだが。)


地震雲?

何事もないことを祈りつつ、更に進むと分岐。ここで大沼(鹿沼)に寄ることになる。
何と水が無い。不思議な光景だ。沼の向こうは鶏頂山。


大沼

分岐に戻ってひと歩きで弁天沼に出る。ここには社がある。池にはモリアオガエルのちょっと気持ちの悪い卵があった。
鳥居があって、ここで鶏頂山に寄らないルートが派生している。


弁天沼から眺める鶏頂山

鳥居をくぐっていくとすぐに水場がある。みんなおいしい水だといっているが、ちょっと覗くだけにとどめ、またルートに戻って歩き出す。
傾斜がきつくなって、山登りらしくなってきた。その分見晴らしもよくなって、嬉しい。それに、お目当てのシロヤシオが沢山見えてきた。盛りの少し手前くらいで、とても瑞々しい。


明るい林を行く

急登を頑張って登り詰めると稜線に出る。釈迦ヶ岳〜西平岳方面を見ると、何と斜面一体がシロヤシオで彩られている。凄い数だ。まさにシロヤシオの山!

ここから鶏頂山に向かう。等高線の通り、凄い急登だ。ロープ場も沢山ある。しかし、そこはシロヤシオの楽園だった。

    
シロヤシオ

慎重に登り詰めると、鶏頂山山頂に到着。(9:13)
素晴らしい展望だ。近くは日光方面、その先に雪を被った連山はどこだろう。
山頂には神社があって、平成になってから改築?されたようだ。
が、何と今度は南〜南東方向にもっと大きな放射状の地震雲。一体どうなっているのだろう・・・。
(余談:太平洋側、東北方面(とその延長方向)なのだろうか。雲の大きさと地震の規模は多分比例するだろうが、深度如何では震度とは比例しないので、大きな揺れになるとは限らないし、震災級の規模ではないと思う。いずれにせよ素人なので・・・余りまともに受け取らないで頂くとして・・・。)
大休止の後、下りの急降下に十分注意しつつ、釈迦ヶ岳に向かう。(9:33)
弁天沼からの別ルートを合わせ、稜線沿いに歩いて行く。これでもかというほどのシロヤシオ。これだけ白一色というのも珍しいだろう。

と、先頭から歓声が。ホテルを1番先に出発したHリーダー組が、今日は私達と逆コースを歩いてきて、ここでぶつかったのだ。
わ〜こんにちは〜。ツツジはどう?などと声を掛けながら、先に行かせて貰う。途中でA幹事に会って、事務所に遊びに来てねと声がかかる。行く行くといって、随分お待たせしているしなあ・・・。(何とか今度は時間を作っていかなくっちゃ。)
集中山行の楽しさはこんなところにもある。ああ、これで皆で無線をしたら楽しいだろうなあと昔?を懐かしむ。
釈迦ヶ岳にはちょうど11時着。ここでゆっくりお昼となる。

ちょっと小さな虫が多いのは閉口するが、展望がいい。・・・が、少し曇り始め、雨が心配になってくる。
釈迦ヶ岳を11:30に出発。あとは剣が峰経由で大間々台へ。
しかし、まだまだ先は長い。

25000地形図では剣が峰は1540m峰(大入道分岐)に載っているが、昭文社の地図ではそこは何故か1530m峰であり、その先の1590m峰に剣が峰とある。
歩いてみると、稜線から大きく右に曲がって、斜面を登っていくとまず1530m峰、その先にもうちょっと頑張ると1590m峰。
といってもなだらかで、矢板市最高地点という標識がある。

雲行きがいよいよ怪しくなってきたので、大急ぎでバスの待つ大間々台へ。まだ大分距離がありそうだ。
今度は八海山神社というのがあって、ここが林間コースと見晴コースの分岐になっている。瓦のような板状の割れた石が敷き詰められてガラガラした場所だ。

振り返ると鶏頂山が頭をガスに覆われている。天候が崩れ始めているのだ。急がないと。
見晴コースを行くと、ようやくオレンジの濃い花が見える。レンゲツツジかなと思うが、ヤマツツジだそうだ。
だんだん緩やかになって散歩道のような感じになっていく。
とうとう向こうから一般の人たちが歩いてくるようになると丸太を割った形のベンチが沢山並んだ広場に出て、登山口という標識がある。どうやらここから先は遊歩道のようだ。

道が広々として、左右に朱色のヤマツツジが綺麗だ。そして、やっと少し色の薄いレンゲツツジも見えてくると、あっという間に駐車場へ。(2:13)
何とたこ焼き屋の屋台などが見えて、人が沢山、車も満杯なので驚く。

一気に視界が開けて、その人と車の多さにびっくりする以上に、レンゲツツジの花で埋め尽くされている光景に更に驚く。そうか、ここは観光地なのだ!

        
レンゲツツジ

何とか雨にも降られず、足も痛くならずに済んで何よりだった。
マイクロバスに乗り込んで、駐車場から出て行くと、その先の地点でUリーダー組の大型バスが停まっている。車窓越しに手を振って、お先に〜と帰る。
今日もよく歩いたなあ。それでもシロヤシオはもう満腹というほど堪能し、最後はレンゲツツジ朱に染まる大間々台というツツジ満喫コース、時期も最高で文句なしの花山行となった。


戻る 山一覧へ