コース
住塚山〜国見山:屏風岩公苑7:10〜8:00住塚山8:20〜9:00国見山9:25〜10:05クワマワ10:15〜宇野川林道〜11:40車道出合→バスにて龍穴神社、室生寺
大洞山〜尼ケ岳:三多気〜真福院〜大洞山(雌岳〜雄岳)〜倉骨峠〜尼ケ岳〜富士見峠〜下太郎生
定刻にマイクロ2台で出発。狭いシートと倒せない背もたれに、窓側の冷気で、眠れない夜行は相変らず。でもそれは不満というより懐かしさ。大丈夫、ちょっとでも寝られれば御の字というものだ。
遠路はるばる奈良県と三重県の境目まで。運転のSさん、Oさん、ご苦労様です。
バスが止まって、もう一眠りかと眼を開けると外は真っ暗。ところが、時計を見たらもう6時台。わ、大変、支度しなきゃ。
降りたところは屏風岩公苑。こんな岩壁が綺麗に並んでいる。
<屏風岩の朝>
明るくなってから歩き始めと、すぐに絶好の見晴らしポイントなっている。
ここでじっくり日の出を眺めることに。待っていると結構寒い。
でも、景色は本当に絵のように美しく、刻々と変っていく。
まずはパノラマ写真で・・・。
かなたの山並みの向こうからようやくお日様のお出まし。
初日の出のような神々しさ。やっぱり早起きはするものだ。
さて、朝日を背に受けて住塚山を目指して歩き出す。7:10。いきなりの急登。
<登山口と標識>
夜行明けの急登で頭も体も寝ぼけている。体温調節の時間が待ち遠しい。
しばらく我慢すれは、なだらかな冬枯れの小径となって、視界も開けてくる。
<もうすぐ山頂>
はずんだ息を整えていると、列の先頭から「はい、山頂!」の声。
・・・まあ、楽勝、かな。
住塚山、1009.4m、視界360度。時刻は8:00。
展望を楽しんだら次は国見山へ。
<あれが国見山>
ゼニヤタワまで一旦下って登り返す。
これが結構な痩せ尾根で、寝ぼけていると危険。眼を見開いて足元確認。
・・・でもまだ体も頭も覚醒していない感じ。気をつけようっと。
<痩せ尾根を国見山へ>
国見山は1016m。これまたすっきり360度の展望。
天気もよくて暖かく、最高の山歩き日和だ。
<優しい山並み>
ここでもゆっくり展望を楽しんで、あとは今日のメイン?の室生寺を目指す。
あららまたしても階段。急登急降下の続く奈良の山、か。
<階段ばっかり>
国見山からは降りた後一旦小さなピークの登り返しを経てクマタワに至る。
10:05.ここは広々とした東海自然歩道との合流点で、トイレ舎もある。
<クマタワの標識>
ここを左に折れて、宇野川沿いに室生寺方面を目指す。
杉並木の続くコケむした石畳の道は、旧街道だったのだろうか、歴史を感じさせる。
ただし、伐採後の杉の小枝や苔のお陰で足元は滑りやすい。
緩やかな道なだけに油断大敵。気をつけましょ。
それでも結構な距離を歩く。林道はやがて広くなり、うどん屋なども現れる。
宇野川橋でマイクロと合流。11:40になっている。
龍穴神社はすぐそばだ。昼食を境内で食べてから、お参り後、神社の裏山を必死に登って、奥の天の岩戸やその奥の龍穴を見学。
帰りは車道を歩くが、かなりの遠回り。そろそろ夜行明けの山歩きの疲れも出てくる時間帯。
ザックはバスに置いてあるとはいえ、疲労を感じ始める。
でも、今度はいよいよ室生寺だ。
*室生寺*
室生寺は一体何年ぶりだろう。高校の修学旅行の初日が、室生・長谷コース。
名古屋から新幹線を近鉄に乗り換えて、室生口大野で降りて、更にバスだったと思う。
何だか遠い昔のようだ。
大学時代に一度訪れたが、それでも20年以上も前だろうか・・・。
朱塗りの太鼓橋を渡って右手に歩くと室生寺に入る。
ああ、そうそう、この景色。閑散としているのは、かえって好ましい。
あとは名残惜しいが室生寺を後にして、大野寺のところで一旦降りて、川向こうの磨崖仏を拝んでから宿に向かう。
夕食は鍋。ハモが皿に載っていたのは嬉しい。みんなの食欲は旺盛で、すぐにおひつが空になる。
宿の人もこれにはびっくりした模様。
さて翌朝は5時前に起床。朝食は意外と豪華でびっくり。なかなかいい民宿だったかも。
*大洞山・尼ケ岳に続く*