冷谷のメントド(冷滝メントド)
斜瀑、落差約6m
冷谷のオントドの数十mほど下流に懸かる滝。滝壺もあり、深さは4mほどであろうか。
滝自体は小さくたいしたことはないが、滝を取り囲む岩壁や滝の下流のゴルジュが見事である。素晴らしいシチュエーションの中を落ちる滝である。
メントド滝下のゴルジュは、両岸の崖の高さ数十mで垂直に近く、谷幅3mを挟んで対峙する。ゴルジュの区間は20mほどであろうか。崖の岩はゴツゴツして荒々しく、緑の苔が生えている部分もある。またこのゴルジュは直線ではなく、微妙にジグザグくねっている。メントドの姿を見るためには、このゴルジュを泳ぐかボート持参で進むしかない。つまりこのメントドは泳がないと見られない滝なのである。
メントドの滝口は谷がU字型に削れており、長い間の浸食の凄さが感じられる。流身はほぼ直線であるが、流身の上に崖がややせり出している。
なお世間一般に冷滝として紹介されている写真は、このメントドの写真が多いようである。
写真データ:(070503-1 No32)
2007.5.3
ミノルタα7
ミノルタAFズーム24〜105mmF3.5-4.5(D)
f=8
s=2秒
CPL
三脚・レリーズ使用
フジクロームベルビア100
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