第4章  おかしなおかしな岩の世界



翌朝目がさめると、まわりには岩ばかりの風景が広がっていました。目がさめてから2時間くらい走っても車窓の風景は変わることなく、砂漠の中を走っているようです。
バスは程なく奇岩に囲まれた町、ギョレメに到着しました。
朝飯を食べようとチャイハネに入って、食事をしていると一人の日本人男性がやってきました。I君といって私と同じくいまギョレメについたばかりとのこと。「宿は決めましたか?」と彼が聞くので、「歩き方に載っている、岩をくりぬいて造ったペンションっていうのに行ってみようと思うんだけど・・・。」と答えると、彼も一緒に行ってみると言い出しました。というわけで、ギョレメ滞在中彼と行動を共にすることになったのです。


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