桃源郷 フンザ

chapter9


もうひとつ困ったのが食事。
私はほとんど好き嫌いはなく、なんでもガツガツたべるのですが、パキスタンで出された料理はほとんどカレー味ばかり。
毎日、毎日カレー味ばかりだと、さすがに飽きてきて、終わり頃にはNと2人で「すし食いたい!」とか「日本についたら、
速攻でラーメンだ。」とわめいておりました。
フンザでの滞在が終わり、一旦ギルギットで一泊。
翌日は飛行機でラワルピンヂに向かうか、バスになるかは天候次第ということになりました。
といいますのも、ギルギットの空港の気象は変わりやすく、すぐ飛行機が飛べなくなってしまいます。
翌日は抜けるような青空。しかも風もおだやか。
添乗員の方も「これなら飛行機で飛べますよ。ピンヂに着いたらゆっくり宴会をしましょう。」とのんきな答え。
しかし、これがとんでもない事態に発展するのです。




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