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PART6

二人三脚(ふたり さんきゃく?)

                 

1999年 6月 13日 (日) 晴れ

小野川湖・五色沼(裏磐梯)

 今日は、車に揺られて小野川湖へ、日の出の撮影に行く。
午前4:00、現地に到着。
あたりはまだ薄暗く、6月とはいえかなり肌寒い。
ようやくポイントを見つけ、初めて三脚をセッティング。日の出を待つ。
ここで、二人で仲良く使おうと借り受けた三脚をめぐり、
骨肉の争いが勃発。   (決して多くは語るまい。)
激しいバトルを制した私は、手ぶれ補正レンズと引き換えに、
そのあとほとんど三脚をひとり占めにする。
”ごめんよ−、相棒どの。”
 
 そんなつまらない争いに太陽が心を曇らせたのか、
急に濃い霧が立ちこめ、あたりはまるで温泉状態に!
肝心の太陽は、提灯の頼りない光のように、
空と湖面でにじんでいた。
三脚も泣いていた。

 気をとり直して、反対側の沢を行くと、
そこはまるで夢の国のように、
光踊るやさしい香りのする世界だった。
構図と絞りと、じっくり考えて撮ることができた。
それもこれも三脚のおかげである。

 帰宅後、母はすぐに三脚を購入。
こうして、つかの間の平和が訪れたのだった。
     
                        

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涙の温泉提灯、の図

                         
                                           

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