1999年 5月30日 (日) 晴れのちくもり
竜頭の滝・華厳の滝(奥日光)
外は快晴、気分も晴れやか。
新しいレンズを抱え、うれしい重みを肩に感じながら日光を目指す。
沿道の木々はすがすがしい緑に彩られ、生きる力をみなぎらせている。
午前9:30、竜頭の滝到着。
その見事な竜のひげにため息を2つほどこぼし、
三脚の群れに突入する。
そもそも、三脚を使っていない時点でど素人なのだが、
こっちは手ぶれ補正なのよん♪ とかなり強気に撮りまくる。
どこを見ても絵になる滝の魅力にとりつかれ、
まるで自分が天才写真家になったかのような錯覚に陥る。
しかし、カメラを構えてからシャッタ−を押すまでずっと息を止め、
一枚撮るごとにハアハアと息を切らしている姿は、
ハタから見れば怪しい人以外の何者でもなかった。
”あ−、しんど。”
それにしても、流れる水をとらえるのは難しい。
滝の力強さをカメラにおさめたはずだったのに、
ふたを開けてみると、なんと泡だらけ。
それはあたかも回転しすぎた洗濯機のように、画面を白く占拠していた。
こうなると、シャッタ−速度云々という問題ではないらしい。
洗濯でもして出直そう、っと。
こうして二人は、撮影で盛り上がっては結果に落ち込むというスタイルを、
着実に固めていくのであった。
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あっぱれ、自動洗濯機の図
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