あいこのイタリアおもしろ雑感
2000年8月26日〜9月6日
6 枕銭(まくらぜに)
岡村にともこさんが気に入られたレストランでの出来事であった。 テーブルは6人ずつ座るようになっているので、あいこたち家族三人ともう一組の 両親と大学生の娘の家族と一緒になった。 特大ピザを食べながら楽しく談笑していた。 そのご主人がご機嫌で生ビールをもういっぱい飲んだのであるが、食事が終わって ボーイさんに飲み物代だけ各自が支払うときに、チップを10〜15%テーブルに 置いていく。 その時細かいのが足りないらしく家族三人で協議していた。 何気なく聞いていたあいこ&ともこの耳に飛び込んできた聞き慣れない言葉が・・・ 「この5000リラは今夜の枕銭にとっておかなければならないから・・・」とご主人... それを聞いた娘さんが顔を赤らめて「やだぁ、枕銭だなんて・・・」 思わずあいこ&ともこはそれがとってもおかしい言葉に聞こえたので吹き出して しまったのだ! 奥さんも「やだぁ...」と言って恥ずかしそうに笑っていた。 あいこ&ともこはそれからずーーーっと一晩中、いやその次の日も、いや日本に 帰ってからもそれを思い出すたびに何故か笑いが止まらなかった。 それ以来そのご主人を枕銭さんと呼んでいる。 それにしても枕元に置くチップだから枕銭か? 昔こういう言葉が使われていた のだろうか? いまだに口にすると笑いが止まらない。 そのご主人はごくごく自然に、まるでふだん使っているかのように口をついて でたのだ。 我が家の夫さんもそれに負けないような言葉をふだん使っているが・・・ たとえば再放送のことを「あっためかえし」、歌手のことを「うたうたい」、いやいや あいこも負けてはいない。 いつもキムチのことを「朝鮮漬け」と言っては笑われている。 よく考えてみれば愛すべき「枕銭さん」ではある。。。 追伸・・・ 枕銭とはよく言ったものである。 この言葉の語源がおわかりの方は教えて下さい。
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