ロイター通信
2008年8月28日
世界的な元テニス・スターたちが、ライダーカップ形式のイベントに出場する
文:Simon Cambers


アメリカのジョン・マッケンローとピート・サンプラス、スウェーデンのビョルン・ボルグとステファン・エドバーグを含む8人の元世界ナンバー1たちが、ライダーカップ形式の新しいイベントで対決する。

キングスカップと名づけられた大会では、12のグランドスラム・タイトルを獲得したオーストラリア人、ロイ・エマーソンが「チーム・アメリカ」を監督として率い、「チーム・ヨーロッパ」はイリー・ナスターゼが率いる。大会は11月にマレーシアで開催され、3日間(かそれ以上)の日程でシングルスとダブルスを戦う。

「まず、サンプラスが私のチームにいるのは嬉しいと言おう」と、ニューヨークで木曜日に行われた発表会でマッケンローはレポーターに語った。彼は170週ナンバー1の座に就いた。

「我々にとって素晴らしいコンセプトだ。『キングス・オブ・テニス』という響きは
とても良い。ゆっくりと、だが確実に、我々は自分の心の中でも伝説的存在となってきているからね。だからマレーシアへ行ってキングのように遇されるのはとてもワクワクするよ」

「この種の事にイエスと言うのは容易い。我々が成し遂げる事のできた業績ゆえに、敬意を抱き合っている者同士の小さなグループが集まるんだ――そう言える人間は多くない」

ボルグは109週間ナンバー1の座に就いたが、第1回大会で同じスウェーデンのエドバーグ、ビランデル、さらに発表されていないワイルドカードのメンバーと合流する。大会は毎年開催されるであろう。

「再びこれらの男たちと対戦するのは嬉しい。そしてジョンとの対戦――我々が過去に対戦した試合は誰もが知っている」とボルグは語った。

「これは将来、非常に大きいものになり得ると思う。同じ場所ですべてのナンバー1が一堂に会する、このような事はかつてなかった。とても楽しいものになるだろう」

「ステファンは大いにプレーしている。マッツも、そして私もだ。我々はプレーを楽しんでいるからだが、体調を整える必要はある。さもなければ意味がないからね。我々スウェーデン人は、大会を楽しみにしているよ」

チリのマルセロ・リオスは、グランドスラム優勝のない唯一の男子ナンバー1だったが、マッケンロー、サンプラス、ワイルドカードのメンバー1人と共にチーム・アメリカに加わる。

「チームテニス形式のための場になると思う」とマッケンローは語った。「チームテニスの形式は、例えばオリンピックなどでも非常に興味深いものになるだろう」

世界ランキング制度が始まってから35年、世界ナンバー1の座に就いたのは24人の男だけである。

大会組織は、将来的にはナンバー1の座に就いた24人中、他のメンバーも参加する事が期待されると語った。


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