テニス・グランド・スタンド
2008年4月29日
近く刊行されるピート・サンプラスの本に関する紹介
文:Manfred Wenas


6月10日刊行予定の、ピート・サンプラスが執筆(ピーター・ボドと共著)した新しい本(クラウン社、24.95ドル)A Champion's Mind: Lessons from a Life in Tennis(チャンピオンの精神:テニス人生からのレッスン)について紹介する。

この本は、昨年に刊行されたジェームズ・ブレイクの Breaking Back: How I Lost Everything and Won Back My LifeThe Roger Federer Story: Quest for Perfection ルネ・ストーファー著など、最近の市場におけるテニス本の好評に続くものである。

The Bud Collins History of Tennis: An Authoritative Encyclopedia and Record Book も、この春に出版される。 サンプラスの本について、幾つかの素晴らしいレビューを引用しよう。

「この本はサンプラスの15番目のグランドスラムと言えるだろう。引き込まれるように読み通したが――輝かしいスポーツ・キャリアを回顧する事はさておき――まさにチャンピオンの「ハードドライブ」を徹底的に探っている。現役時のサンプラスが時に表したがらないように見えた感情と識見が、余すところなく語られているかのようだ」
――ジョン・Wertheim、 「スポーツ・イラストレイテッド」と SI.com の首席記者

「タイトルが物語るように、これはチャンピオンの精神に関する注目すべき一見、そして恐らく最高のテニス自叙伝の1つである。ピートはトップに立って以来、プレーヤーが感じる威圧感を身につけている。彼はコート上で我々を脇役とし、何が彼を特別な存在にしたのかについて、我々は明確に感じ取る:彼はこの上なく決然としており、対戦相手の強さと弱さを学ぶ事にひたむきで、決して1ポイントも容易に与えないと決意していたのだ。ピートは彼がテニスをする方法でこの本を書いた:全力で」
――ロッド・レーバー

「高いレベルでプレーしていても、勝利の経験――そしてトップに留まる努力――とは何かを理解するのは難しい。プレッシャー、スポットライトを浴びる栄光への対応は、人それぞれ大いに異なる。地に足の着いた人間であり続ける事は容赦のないほど困難だが、この素晴らしく率直に語られた本は、それは一線を引きつつも家族からの力を受け取り、スポーツの頂点に立ち得たピートのたぐいまれな能力であった事を示している。優勝の名誉が過去のものであれ、まさに現在の夢であれ、あなたはピートの物語から大いに学ぶでしょう」
――モニカ・セレス

「ピート・サンプラスは常に難局で力を発揮する事ができ、最大の大会における幾多の大試合に勝利してきた。この本はピートの素晴らしいキャリアと、世界最高の選手である事についてのビジョンを彼がいかに実現し得たかを読者に語っている。我々は彼が提供する見識から学ぶ事ができる」
――ロジャー・フェデラー


この本の詳細

ハードカバー:320ページ
発行元:クラウン社(2008年6月10日刊)
言語:英語
ISBN-10: 0307383296
ISBN-13: 978-0307383297


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