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2007年7月27日
ピートにとってのジェット機セット
サンプラス、クーリエが新しい開催場所でプレーする
文:Rikki N. Massand


今回の一度は、ピート・サンプラスのサーブはテニスマッチで最速のものではなかった。

マセラッティと個人用ジェット機を外に駐め、空港の格納庫をコートにして行われた白熱のエキシビションマッチで、サンプラスは長年のライバル、ジム・クーリエを7-5、7-5で下した。

ファーミングデイルのリパブリック空港で木曜日、溢れかえる見物人の群れは、USオープンの始まる4週前にプレーヤーを声援した。
アメリカの偉人たちは、1990年代のライバル関係をブルーのコート上に甦らせた。場所は、イベントを後援した最高級チャーター飛行機会社、タロン・エアーが所有する未発表の最新機ホーカー4000ジェットを駐機する格納庫でだった。

35歳のサンプラスと36歳のクーリエは、1990年代にグランドスラム大会で8度対戦した。サンプラスが6度勝利した。しかしこれは 、目も眩むようなかつてのピストル・ピートではなかった。サンプラスはベテランらしい落ち着きをもって、対戦相手を封じ込めた。

クーリエはサンプラスのサーブに殆ど後れを取らなかった。しかしサンプラスは徐々に優勢となり、クーリエのリターンはネットに掛かったりコート外へ飛び出すようになっていった。

クーリエは引退したテニスの偉人たちのツアー、アウトバック・チャンピオンズシリーズを2005年に設立した。サンプラスは2002年にフラッシングメドウで記録的な14回目のメジャータイトルを獲得した後に引退したが、今年になってクーリエのツアーで活動を再開し、ボストンとアテネで大会優勝を遂げた。
「彼が再び出てきて競うのを、ファンは本当に喜んで見ているよ」と、クーリエはサンプラスについて語った。

「戻ってきても調子を整えてなくて、ただ顔見せというケースもある。だがピートは真剣に競い、プレーに集中している。彼は対戦する男たちに敬意を払っているからだ」

サンプラスは1600ポイントでアウトバック・ツアーの1位にランクされている。一方クーリエは850で4位につけている。

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