ボブ・ラーソンのテニスニュース
2008年5月19日
エドバーグがシニアツアーでプレーする


ステファン・エドバーグは2008年、ブラックロック・ツアー・オブ・チャンピオンズへの参加を表明し、引退後12年ぶりで初めて競技テニスに臨む。

エドバーグは2度のウィンブルドンを含め、6つのグランドスラム・タイトルを獲得しているが、以前は往年のライバルと競い合う招待を辞退していた。彼が参加を受け入れたというニュースは、ピート・サンプラスが先月に今年2大会でプレーするとの発表に加え、ブラックロック・ツアーへのさらなる後押しとなる。

スウェーデン人のエドバーグは、フランスのパリ(The Trophee Jean-Luc Lagardere、2008年9月18〜21日)と、イギリスはロンドンのロイヤル・アルバート・ホール(ブラックロック・マスターズテニス、2008年12月2〜7日)に出場する。

42歳のエドバーグは、クラシックなサーブ&ボレーのスタイルで世界じゅうにファンを獲得していた。2人がロンドンに来れば、彼は13年ぶりにサンプラスと対戦できるだろう。

サンプラスは楽しみにしている。

「ステファンが出場すると聞いて、とても嬉しいよ。彼は素晴らしい男で、偉大なプレーヤーだからね」とサンプラスは語った。彼らの対戦成績は8勝6敗で、サンプラスが勝ち越している。

「彼と試合をするのが楽しみだ。僕は彼のサーブ&ボレーゲーム、動き、そして心構えを尊敬していたから。彼は本物の紳士だとずっと思っていた。彼に会って、話をして、どんな風にやっているのか知るのが楽しみだ。もう何年も彼とは話をしていないからね」

1996年に引退してから、エドバーグは注目を浴びる場には殆ど現れなかった。しかし彼は元世界ナンバー1、グランドスラム決勝出場者、デビスカップ優勝経験者が集まるサーキットへ参加する事に興奮している。

「僕は12年前に ATP サーキットから引退し、その後はブラックロック・ツアーでプレーするよう誘われていたが、いつも『ノー』と答えてきた」とエドバーグは語った。

「今回は『イエス』と答える事に決めた。そして9月にパリで、12月にはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで大会に参加する。美しい都市だし、かつてのライバル達と会って、そして彼らと試合をするのが楽しみだよ」

ブラックロック・ツアーの国際マーケティング部長 Nuala ウォルシュは、「ステファン・エドバーグのようにスマートで成功を収めたプレーヤーが、ブラックロック・ツアー・オブ・チャンピオンズに加わる事は、まさに刺激的なニュースだ」とコメントした。

ブラックロック・マスターズテニス大会部長、ピーター・ワースも同意した。

「我々は何年もステファンに、チャンピオンズ・ツアーへの出場を呼びかけてきた――彼はとても人気があるし、みんな彼に会うのを大いに喜ぶ事は確かだよ」


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