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2013年7月22日
サンプラス:ウィンブルドンの記録は安泰
AP通信


トロント―――ピート・サンプラスは心配していない。

彼は、ロジャー・フェデラーと共有するウィンブルドン男子シングルス記録は、近い将来に関する限り安泰だと考えている。

「今後10年間に、誰かが5回、6回とウィンブルドンで優勝できるかどうかは分からない」と、引退したテニス界の偉人は、来月に行われるトロントの「ロジャースカップ名誉の殿堂」式典に向けて、月曜日の電話会見で語った。

サンプラス―――ロジャース・レジェンドカップでプレーも行う―――とフェデラーは、共にオール・イングランド・クラブで7つのシングルス・タイトルを獲得した。スコットランドのアンディ・マレーは今月、初のウィンブルドン優勝を果たした。

「今年はアンディの番だった。アンディが勝ち進んでタイトルを勝ち取るべき大会で、そして彼はそれを成就したんだ」とサンプラスは語った。「USオープンでは、彼はもちろん優勝候補だ」

マレーはノバク・ジョコビッチに次いで、2位にランクされている。デビッド・フェレが3位、その後にラファエル・ナダル、フェデラーが続く。

「僕が最も感銘を受けたのは、マレーが過去12カ月間で、大いに向上した事だ」とサンプラスは語った。

しかし彼は、自分とフェデラーがしたように、ウィンブルドンのグラスコートを征服する事のできる者は誰もいないと考えている。

「ロジャーと僕、芝生での我々のゲームはとても………圧倒的だった」とサンプラスは語った。「マレーとジョコビッチは、さらに何回か優勝できると思う。だが7回あそこで優勝するほど圧倒的なゲームだとは思わない。でも僕は間違うかも知れないけどね」

もちろん、フェデラーがさらに優勝を重ねる可能性はある。今年のウィンブルドンで2回戦敗退を喫した後に、彼はより大きいラケットに切り替えた。

「彼の考え、それを使い続けるのかどうかについては、僕は知らない」とサンプラスは語った。彼は引退した後、類似のラケットに切り替えた。

大きいラケットはバックハンドを助け、そしてサーブをいっそう強力にしてくれた、とサンプラスは語る。

「現役中に試してみたらよかったと思うよ。少なくともクレーで少しばかりね」と彼は語った。「少し僕に助力してくれただろう」


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