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2012年12月10日
ラファエル・ナダルは自分のグランドスラム・タイトル合計に追いつくだろう、と
ピート・サンプラスは考えている

文:Talys Darren


元世界ナンバー1のピート・サンプラスは、クレーの王者ラファエル・ナダルは14という自分のグランドスラム・タイトル記録に、キャリアの終わりまでに追いつくだろう、と語った。

ナダルはウィンブルドンの2回戦で、当時100位だったチェコ共和国のルークス・ロソルに敗れて以降、大会に全く出場していないが、スペインのスターはしばらく後に本来の感触を取り戻すだろう、とサンプラスは考えている。

またアメリカの偉人は、長期間 ATP ツアーから遠ざかっていたナダルが、以前と同じレベルを取り戻すのは、そう簡単な事ではないだろうが、26歳の彼は充分に若く、それを成し遂げると信じている、と述べた。

サンプラスは最近のインタビューで語った。「ラファにとっては厳しい道のりになるだろう。大いに練習する必要があり、そして大いに実践を積む必要がある。彼のゲームのためだけではなく、精神的にもね。テニスに関してだけでなく、自分の脚力にも自信を取り戻すには、若干の時間がかかるだろう。従来の調子に戻るには、時間が必要だろう。だが僕は、彼は元に戻ると思っているよ」

アメリカの偉人は14回のメジャー優勝を遂げた後、2002年に引退した。当時それは世界記録だった。2000年には7つ目のウィンブルドン・タイトルを獲得して13回目のグランドスラム優勝を果たし、40年近く保持していたロイ・エマーソンの12タイトルという記録を破った。しかしロジャー・フェデラーが2009年ウィンブルドンに優勝し、9年後にその記録を破った。

ナダルもまた、若い歳からグランドスラムに勝ち始めたので、最多タイトル記録を競う存在となった。スペイン人は2005年にほんの19歳で初のメジャー優勝を遂げた。そして2010年の終わりまでに、合計を9まで延ばしたのだ。

しかしながら、 マヨルカ出身のナダルの猛攻撃はノバク・ジョコビッチによって止められた。ジョコビッチは2011年ウィンブルドンから2012年オーストラリアン・オープンまで、3大会連続のグランドスラム決勝戦でナダルを破ったのだった。

ナダルはこの2年間に最愛のグランドスラム、フレンチ・オープンでは首尾良く優勝し、記録を11まで延ばす事に成功した。だが、この6カ月間の中断は、彼の未来に疑問符をつけた。

しかし、サンプラスはナダルに対して完全な信頼を置いている。彼はつけ加えた。「僕には彼が力強くカムバックしてくるのが分かる。26歳で11のメジャー・タイトルだ。もし彼が健康な状態で、さらに4〜5年間プレーすれば、14という僕のタイトル合計を抜く可能性は大いにあると思うよ」

ナダルは来年のオーストラリアン・オープンまでには充分に調子を取り戻し、ローラン・ギャロスではタイトルを狙う1人となれるだろうと発表した。


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