2012年11月５日
ラフターがマジソン・スクエア・ガーデンのナスダック・カップで優勝
＊各写真をクリックすると、拡大版が見られます。
ニューヨーク州ニューヨーク―――４人の伝説的なテニススターが、ニューヨーク最大のステージで騒々しい観客を前にプレーした。そして優勝したのはパット・ラフターだった。月曜夜にマジソン・スクエア・ガーデンで行われたナスダック・インデックス・カップ決勝戦で、彼はファンのご贔屓ジョン・マッケンロに８-３で勝利し、４日間で２つ目のパワーシェアーズ・シリーズ・タイトルを獲得したのだった。
初めてマジソン・スクエア・ガーデンで開催されたパワーシェアーズ・シリーズは、金曜夜のフィラデルフィア優勝に続き、ラフターの２大会連続優勝となった。
「再びファンの前で競い合うのは、とてもワクワクするよ」と２回のUSオープン・チャンピオン、ラフターは語った。「僕はここでプレーした事が一度もなかったので、いっそう興奮したし、夢が叶った。最近この地域で起こった事を考えると、我々のプレーを見るために今夜ここに来てくれたファンの皆さんに対し、感謝し尽くせないよ。我々がなにがしかステキな娯楽を提供できたのなら良いのだが」
この優勝で、ラフターはジム・クーリエと並んで2012年パワーシェアーズ・シリーズ・ランキングの３位タイとなる。今大会は2012年ツアーの６大会目で、シーズンの折り返し地点となった。またマッケンローは準決勝勝利で200ポイントを獲得し、ピート・サンプラスに100ポイントのリードで2012年ランキングのトップを維持している。
準決勝第１試合では、ラフターがコート全面からの攻撃と積極的なリターンで、サンプラスの名高いサーブを阻止し、６-３で勝利した。サンプラス―――先週の練習時にふくらはぎの筋を傷め、フィラデルフィア大会欠場を余儀なくされた―――は雄々しい努力を見せたが、ラフターのアスレチックなオールラウンド・ゲームに打ち勝つだけの余力は残っていなかった。
準決勝第２試合では、シーズン初のシリーズ参加となったアンドレ・アガシに対し、マッケンローがいきなり４-０のリードを奪った。間もなくアガシはサビつきをふるい落として見事にボールを打ち始め、マッケンローのサーブを２度ブレークして試合をイーブンに戻した。しかし５-４となったところで、ニューヨーク出身のマッケンローはアガシを再びブレークして地元の観衆を沸かせ、６-４で試合を締めくくった。
2012年パワーシェアーズ・シリーズは11月９日の金曜夜に再開し、フロリダ州タンパのタンパ・ベイ・タイムズ・フォーラムでチャンピオンズ・チャレンジ大会が開催される。大会開始は19時30分。７回のグランドスラム・チャンピオン、マッツ・ビランデルが2012年シリーズのデビューを果たす他、マイケル・チャン、クーリエ、マッケンローが出場する。
| 今夜のスコア |
||
| 準決勝１ |
ラフターがサンプラスに勝利 |
６-３ |
| 準決勝２ |
マッケンローがアガシに勝利 |
６-４ |
| 決勝戦 |
ラフターがマッケンローを下して優勝 |
８-３ |
| 2012年パワーシェアーズ・シリーズ最新ランキング |
||
| １位 |
マッケンロー |
1200 |
| ２位 |
サンプラス |
1100 |
| ３位 |
クーリエ |
800 |
| ラフター |
800 |
|
| ５位 |
レンドル |
400 |
| ６位 |
チャン |
200 |
| ７位 |
アガシ |
100 |
| マーチン |
100 |
|
