チャンピオンズ・シリーズ・テニス
2011年9月23日
2011年チャンピオンズ・シリーズ初戦で、サンプラスはクーリエを下して優勝


木曜日の夜にフロリダ州サンライズ、バンク・アトランティック・センターで開催された2011年チャンピオンズ・シリーズの開幕戦 HSBC テニスカップにおいて、ピート・サンプラスは決勝戦でジム・クーリエに8-6で勝利した。

サンプラスはこの優勝で、チャンピオンズ・シリーズのナンバー1ランキングに向けてリードを得た。シーズン終わりにサーキットでトップ3に入ったプレーヤーには、総計100万ドルのボーナスが与えられる。

「コートに戻り、リラックスした雰囲気の中で旧友で競争相手でもある仲間とプレーするのは、とても良かったよ。そして我々は今でも何らかのものを持っているように思われた」と、14回のメジャー・チャンピオン、サンプラスは語った。

「僕が怪我をせず、そしてファンが楽しんでくれたのなら、勝利はボーナスだったよ」

8ゲーム先取の決勝戦では、5-5からサンプラスがクーリエのサーブをブレークし、その後に自分のサービスゲームをキープして7-5とし、必要な2ゲームのリードを得た。その後2人のスターは残り2ゲームを戦い、サンプラスが自分のサーブをキープして勝利で締めくくった。

クーリエはジミー・コナーズに7-5で勝利して決勝戦へと進んだ。この試合はコナーズにとって、11年ぶりとなる競技テニスだった。コナーズ―――左膝の手術から10週間経ったばかりだった―――は初め4-2とリードしたが、その後クーリエが6ゲーム中5ゲームを取って逆転勝ちを収めた。

「自分のプレーに満足している」とコナーズは語った。「観客は素晴らしかったし、かなり良い気分だ。競い合うエネルギーを再び感じられて楽しかったよ」

サンプラスは準決勝でマイケル・チャンに6-4で勝利した。

この優勝で、サンプラスは2011年ツアーランキングで400ポイントを獲得し、クーリエは200ポイントを得た。チャンとコナーズは各々100ポイントを獲得した。

チャンピオンズ・シリーズは引き続き金曜日の夜にワシントン D.C. のヴェリゾン・センターで開催され、クーリエはアンドレ・アガシと対戦する。アガシはこの試合が2011年シリーズのデビュー戦となる。もう一方の準決勝では、サンプラスが再びチャンと対戦する。ワシントンのイベントは、マーク・エイン・イベンツ社と市内で非常に人気の高いワールド・チーム・テニスのフランチャイズであるワシントン・キャッスルズの共同開催となる。

2011年チャンピオンズ・シリーズは、伝説的なテニスの偉人・世界的なチャンピオンであるアンドレ・アガシ、ピート・サンプラス、ジョン・マッケンロー、ジム・クーリエ、ジミー・コナーズ、ビョルン・ボルグ、マイケル・チャン、マッツ・ビランデル等が出場する競技的テニス・サーキットである。9月22日から10月22日までの期間に、一晩の大会が国内の12都市で開催される。各大会には4人のチャンピオン達が出場し、2人ずつ1セットの準決勝を戦う。それぞれの勝者は決勝で対戦し、8ゲーム先取のプロセット・チャンピオンシップ・マッチを行う。


*現時点までにピートが出場したイベントの結果
9月22日 フロリダ州フォート・ローダーデール
サンプラス def. チャン 6-4
クーリエ def. コナーズ 7-5
サンプラス def. クーリエ 8-6


9月23日 ワシントンD.C.
チャン def. サンプラス 6-4
クーリエ def. アガシ 7-6(4)
チャン def. クーリエ 8-3


9月24日 ペンシルベニア州 フィラデルフィア
アガシ def. クーリエ 6-3
サンプラス def. コナーズ 6-4
サンプラス def. アガシ 8-7(5)


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