ロサンジェルス・タイムズ
2011年10月13日
テニス界の偉人たちがステイプルズ・センターでエキシビションを行う
文:Diane Pucin


レイカーズではない。しかし金曜日午後7時30分に、偉人たちが
ステイプルズ・センターでプレーする。

ピート・サンプラス、アンドレ・アガシ、ジム・クーリエ、そしてジョン・マッケンローは、合計で31のメジャー・テニスタイトルを獲得した。彼らはアメリカ・ガン治療センター主催の HSBC テニスカップで対戦する。本大会はチャンピオンズ・シリーズの一環で、年末には上位3人のプレーヤーが100万ドルのボーナスを分け合う。

今大会は12都市にわたるツアーの8番目で、ツアーにはジミー・コナーズ、マッツ・ビランデル、ビョルン・ボルグ、マイケル・チャン、トッド・マーチン、イワン・レンドルも出場している。

ステイプルズでは、金曜日の第1試合でアガシとマッケンローが対戦し、続いてサンプラスとクーリエが対戦する。そして各勝者は、8ゲームのプロセット決勝戦で対決する。これまでのところ、シリーズの第1位はサンプラスである。

マッケンローは、財政面とは関係なくツアーには収穫があると語った。「我々を見るために、親が子供たちを連れてきていた。私やアンドレ、ピート、ジムを見た事のない世代がいるからだ。彼らは恐らく我々の名前を聞いた事はあるだろうが、そのライバル関係や興味深い対戦については知らない。このツアーでは大規模な開催地で一晩の間に、4人の偉大なプレーヤーを見る事ができるのだ」

それは一般的なエキシビション・テニスではない。マッケンローの語るところによると「お楽しみのゲームではない。我々は競争心の強い男たちだ。勝つ事を望まない者は1人もいないだろう」

マッケンローはトレーニングによる膝腱のうずきと痛みを抱え、足を引きずっていた。彼は、40歳のサンプラスはウィンブルドンに出場する事もできると語った。「適切なドローを得れば、サーブだけでも1勝や2勝は挙げられるだろう。それほど彼のサーブは今でも優れているからだ」

クーリエは、フロリダでのイベントの後、サンプラスと一緒に飛行機に乗ったが、サンプラスは同じ質問を彼に浴びせていたと語った。「彼はずっと知りたがっていたんだ。僕が彼のサーブを推測していたのかってね」とクーリエは言った。「なぜなら、彼は僕がどうやってリターンしたのか理解できなかったからだ。僕は彼に言ったよ。そう、僕は推測していたってね。その通りだったんだ。だがそれは、このツアーがどれほど競い合ったものかを物語っているんだよ」

サンプラスは、各プレーヤーを偉大たらしめたものを、ファンがいかに理解しているかに感銘を受けたと語った。

「彼らは僕がサーブ&ボレーするのを見たがる」と彼は言った。「そしてアンドレが素晴らしいサービスリターンをするのを、ジムがベースラインからボールを強打するのを、ネット際のジョンを見たがるんだ。多分それは、もはや彼らがあまり見る事のない多様性なのだろう」


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