10s ボール
2011年2月4日
サンプラス、アガシ、マッケンロー、レンドルがショーダウンに備える


マジソン・スクエア・ガーデンで開催が待たれるBNP パリバス・ショーダウンまで、残すところ数週間となった。テニス界の偉人、ピート・サンプラス、アンドレ・アガシ、ジョン・マッケンロー、イワン・レンドルは、2011年2月28日に世界で最も有名な競技場で行われる試合に備えている。

2011年 BNP パリバス・ショーダウンは、80年代と90年代のクラシックなライバル関係を新たにする。ジョン・マッケンローとイワン・レンドルは1セットのプロマッチ(8ゲームを先取した方が勝利)を、その後には、ピート・サンプラスとアンドレ・アガシが3セットマッチで競い合う。

公式な「ショーダウンへのカウントダウン」は日曜日に始まり、イベントまで22日を記録する。22という数字には意味がある。サンプラス(14)とアガシ(8)のグランドスラム・タイトル数の合計を表しているのだ。カウントダウンは、イベントのウェブサイト (http://www.tennisshowdown.com) に銘記される。また、イベントのツイッター、フェイスブック、4人の伝説的なプレーヤーに注目した毎日の情報なども更新される。

アガシはサンプラスと対決するが、先ごろ台湾から帰国した。かの地で彼はマラト・サフィンと2試合を戦い、サービスリターンとゲーム全体に磨きをかけた。アガシは両試合とも、第3セット・タイブレークで勝利した。2006年USオープンで感動的な最後の試合を戦ってから、アガシは長年のライバルと対決するためにニューヨークへと戻ってくる。この夏には「国際テニス名誉の殿堂」入りを果たす。

サンプラスは2008年にマジソン・スクエア・ガーデンでロジャー・フェデラーとエキシビションを行い、3セットまでもつれ込んで、この雰囲気には慣れており、アガシとの遺恨試合に備えている。ニューヨークへ来る前に、サンプラスは2月7日にカリフォルニア州サンノゼで、世界ランク12位のガエル・モンフィスとエキシビションで対戦する。サンプラスは1988年にデビューし、2002年には現役最後の大会となったUSオープンに出場し、決勝戦でライバルのアガシを破って優勝を果たした。

ニューヨーク出身のジョン・マッケンローは、マジソン・スクエア・ガーデンには馴染みがあり、そこで開催されたマスターズで3回タイトルを獲得した。その内の2回は、ライバルのイワン・レンドルを破ってのものだった。マッケンローはホームであるガーデンのコートで今ひとたびレンドルと対戦し、ショット・メイキングの芸術的手腕を披露する前に、デルレイビーチ国際テニス・チャンピオンシップに参加する。2月19日にはジミー・アリアス、2月20日にはトッド・マーチン、2月21日にアーロン・クリックステインと対戦する。

レンドルはマジソン・スクエア・ガーデンにおけるマスターズの決勝戦に、記録である8回の進出を果たし、5回タイトルを獲得した。彼もまた、マッケンローとの対決に向けて準備してきた。2人の伝説的偉人はガーデンで歴史をつくってきた。1983年のマスターズ決勝ではレンドルがマッケンローを下し(6-4、6-4、6-2)、マッケンローは1984年(6-3、6-4、6-4)と1985年(7-5、6-0、6-4)に連続で、レンドルを破ってタイトルを獲得した。最近、オーストラリアン・オープン前にアデレードのラウンドロビン大会で、マッケンローは長年のライバルを倒した。レンドルは最近ドイツのベルリンでエキシビションに出場し、カール・ウベ・スティーブに6-3、5-7、10-7(第3セットはタイブレーク)で勝利した。

BNP パリバス・ショーダウンは、StarGames 社と MSG スポーツがプロデュースしている。チケットはマジソン・スクエア・ガーデンのチケット売場と、すべての Ticketmaster 販売代理店で購入できる。

BNP パリバス・ショーダウンは、アメリカ・テニス協会と協力して、過去最大の草の根構想である国内プログラム「テニス・ナイト・イン・アメリカ」を通じて、テニスへの青少年の参加を増やす努力を続けていく。

8年の中断の後、2008年3月10日に、プロテニスが世界で最も有名なアリーナに戻ってきた。当時世界ナンバー1のロジャー・フェデラーと元グランドスラム記録保持者のピート・サンプラスが、チケット完売のネットジェッツ・ショーダウンで対戦したのだった。

翌年には女子テニスがガーデンへと戻り、2009年と2010年に「ビリー・ジーン・キング・カップ」として BNP パリバス・ショーダウンが開催された。参加選手はセレナ・ウィリアムズ、ビーナス・ウィリアムズ、キム・クライシュテルス、アナ・イワノビッチ、スベトラーナ・クズネツォワ、エレナ・ヤンコビッチ等。


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