2011年10月14日
ピストル・ピートはシアトルでチャンピオンズ・カップに勝利
木曜日の夜、ワシントン州シアトルのキー・アリーナで開催された、プロペル保険主催のワシントン信託銀行チャンピオンズ・カップで、ピート・サンプラスはマイケル・チャンを８-４で下して優勝し、2011年チャンピオンズ・シリーズにおける勝利を積み重ねた。今シーズン、５回の出場で４回目となる優勝で、サンプラスはポイント・ランキングのリードを増やした。現在12大会の７つが終了した時点で、彼はチャンに600ポイントのリードをつけている。
「今夜は調子が良かったし、僕のゲームはとても良い感じになり始めているんだ」と、14回のグランドスラム・チャンピオンは語った。「このツアーはすべてが素晴らしい顔合わせで、今でも我々がプレーするこのアリーナを満員にできるのには、本当にワクワクしているよ。だが僕は勝つためにここにいるんだ。そして現在の位置に満足しているよ」
サンプラスは準決勝でジョン・マッケンローに６-４で勝利し、決勝戦へと進んだ。マッケンローは2011年チャンピオンズ・シリーズへの初参戦だった。「今晩ここシアトルに戻ってきて、とても嬉しかったよ。そしてコートでの競技に戻ってきたのもね」とマッケンローは語った。
チャン―――彼は現役時、何年もシアトルで暮らしていた―――は、太平洋北西部の旧友たちの前でプレーした。準決勝では６-４でジム・クーリエに勝利して、決勝へと進んだ。クーリエは現在ポイント・ランキング３位で、４位のアンドレ・アガシに100ポイントのリードをつけている。2011年のシリーズ終了時には、トップ３人だけが100万ドルのボーナスを分け合う事になる。
引き続きチャンピオンズ・シリーズは、金曜日の夜にロサンジェルスで HSBC テニスカップ、土曜日の夜にラスベガスで CTCA 選手権が開催される。
今夜のスコア
準決勝１：チャン def. クーリエ、６-４
準決勝２：サンプラス def. マッケンロー、６-４
決勝戦：サンプラス def. チャン、８-４
2011年10月15日
サンプラスは地元で HSBC テニス・カップに優勝
金曜日の夜、ロサンジェルスのステイプルズ・センターで、南カリフォルニア出身のピート・サンプラスは大勢の家族や友人たちの前でプレーした。決勝では長年のライバル、アンドレ・アガシを８-６で下し、 CTCA 主催 HSBC テニス・カップで優勝を果たした。今シーズンで６回の出場中５回目、かつ３大会連続優勝で、サンプラスはチャンピオンズ・シリーズのポイント・ランキングで圧倒的なリードを収めた。彼は現在マイケル・チャンに1000ポイントのリードをつけ、12のイベントは残すところ４大会である。
ハリウッドの観客は、30年以上も前に始まり、そして今なお続くライバル関係の再現を楽しんだ。「この何週間かチャンピオンズ・シリーズ・ツアーで、ピートをさらに良く知る事ができて、本当に素晴らしかったよ」と、今夜の敗戦後にアガシは語った。「我々が互いのキャリアにとってどんな意味を果たしていたのかを悟る好機だった」
「アンドレは常に一流の男で、勝利と同じく敗戦に対しても礼儀を尽くす」とサンプラスは語った。「今夜はここステイプルズ・センターのコートに立ち、たくさんの応援を背にプレーできて嬉しかったよ」
サンプラスは準決勝で激戦の末に、強烈なフォアハンド・リターンで試合を決め、７-６（３）でジム・クーリエに勝利して決勝へと進んだ。アガシは準決勝の第１試合で、ファンのお気に入りジョン・マッケンローを６-３で下した。
準決勝でのアガシの勝利、クーリエの敗戦によって、両者ともポイント・ランキング で３位につけた。2011年チャンピオンズ・シリーズの終了時には、トップの３人だけが100万ドルのボーナスを分け合う。そして残り４大会となった現在、チャンとクーリエ＆アガシの差は100ポイントのみである。
この後チャンピオンズ・シリーズはアガシの故郷ラスベガスへと移動し、土曜日の夜にトーマス＆マック・センターで CTCA 選手権が開催される。
今夜のスコア
準決勝１：アガシ def. マッケンロー、６-３
準決勝２：サンプラス def. クーリエ、７-６（３）
決勝戦：サンプラス def. アガシ、８-６