チャイナ・オープン.com
2011年10月1日
開幕のエキシビション・マッチ―――サンプラス対サフィン


北京、中国、 9月30日――― 国立テニスコートにおけるマラト・サフィンとピート・サンプラスの開幕エキシビションが終了した。サフィンがサンプラスを6-3、6 - 4で下した。この豪華な顔合わせのゲームで、 サフィンとサンプラスは共にその技能でファンを楽しませ、魅了した。エキシビション・マッチならではの事で、彼らは観客に笑いを提供した。

試合前、スタジアムは熱狂的なファンに埋め尽くされた。サフィンのファンは彼のポスターを掲げ、注意を引こうと彼の名前を叫んでいた。第3ゲームでは、 サフィンは自分のセカンドサーブがインだとチャレンジをした。サンプラスはサフィンがチャレンジをする前に、サーブは入っていたと示したのだが、主審は気付かなかったのだ。

しかしながら、「悪ガキ」 サフィンはこの親切な行為に返礼しなかった。サンプラスが自分のサーブはインだと思った時、サフィンはボールが数センチだけアウトだったと身振りで示したのだ。彼はラインに近づいてチェックし、1/2メートルにまで距離を誇張して、スタジアムじゅうの笑いを誘った。

元気旺盛でユーモアたっぷりのサフィンに比べ、サンプラスはゲームを通して優しい微笑みを浮かべながらプレーをし、素晴らしいポイントで拍手喝采を獲得した。第5ゲームでは見事なプレーを披露し、殊に美しいフォアハンドとショットは観客からの拍手喝采を引き出した。

しかしながら、2人のプレーヤー間の年齢差は認めなければならない。特にサンプラスが40歳となった現在は。最終的にサフィンがエースで試合に勝利したのだった。

愉快なサフィンは観客を大いに楽しませた。ラケットを投げつける事で有名なプレーヤーではあるが、エキシビションで腹を立てる事は適切でないと、 サフィンは充分に承知していた。しかし、ユニークな性格を披露し、そして観客を楽しませるために、彼は何回かラケットを投げつけるふりをしたのだ。

第2セットでは、2人のテニス・キングはより集中して試合は接戦となり、観客は深く惹きつけられていった。サンプラスはフォアハンドのハーフボレーを冷静に決めて、4-3とリードしていた。サンプラスはそのショットに大いに満足し、同じく観客から響き渡る拍手喝采も勝ち取った。しかしながら、対戦相手のサフィンとしては、タイブレークは絶対に望んでいなかった。次のサービスゲームをキープした後、彼は猛然と挑んでいった。その後、エラーを強いられたサフィンは、不満を発散するために吠えた。いかにも彼らしく。彼はその後6ポイントを連続で勝ち取り、勝利も勝ち取ったのだった。



ダイヤモンド・コートこけら落としの試合で、サンプラスはサフィンに敗れる
文:Pete Schmidt and Suet Lee


北京の肌寒い夜、北京チャイナ・オープン2011年の開幕エキシビション・マッチで、マラト・サフィンはピート・サンプラスをストレートセットで破った。

サンプラスは序盤、クロスコート・ゲームが功を奏していたが、 サフィンの強力なファーストサーブに打ち勝つ事は不可能だった。サンプラスは両セットとも早い段階でブレークされ、それが試合の決め手となったのだった。

観客はサンプラスを大いに後押ししたものの、サフィンは1時間ちょっと、6-3、6-4で試合に勝利する事ができた。

ダイヤモンド・コートのこけら落としの試合に続いて、2人は中国テニス界の新星ペン・シューアイ、ジャン・シューアイと組んで混合ダブルスを行った。

サフィンと組んだのは、現在 WTA ランキング第20位のペン・シューアイだった。もう一方のサイドには、元ナンバー1のピート・サンプラスと組んだ22歳のジャン・シューアイがいた。

観客を楽しませる試合の中で、テニス界が注目する2人の中国の新星・ペンとジャンは持てる技能を披露し、サンプラスとサフィンは共におどけて観客を笑わせた。

明日から始まる女子シングルスでは、ジャン・シューアイはスロバキアのドミニカ・チブルカと対戦し、ペン・シューアイはイタリアのフラヴィア・ペンネッタと対戦する。

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9月29日の写真
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