10sBalls.com
2011年7月30日
サンプラスはデル-ポトロをフェデラーと比較する
文:Erin Frauenhofer


フアン・マルティン・デル-ポトロは金曜日にロサンジェルスで敗れたとはいえ、このアルゼンチン人が ATP ツアー屈指の才能を持つ1人である事に変わりはない。デル-ポトロは2009年にタイトルを獲得したが、今年のUSオープンでも名を揚げるつもりでいる。そして伝説的なピート・サンプラスによれば、世界19位の彼はテニス界でベストの1人となるために必要なものを持っている。最近サンプラスはロサンジェルス・タイムズに、デル-ポトロとロジャー・フェデラーの間に類似性を感じると語った。

「僕は彼のゲームを大いに買っているよ」と、サンプラスは LA タイムズに語った。「彼は殺人的なサーブを持っているし、かなりのフラット・ボールを打つのも気に入っている。それは彼のような背の高い男にとって、本来は簡単な事ではない」

さらに重要な事だが、14回のグランドスラム・チャンピオンであるサンプラスは、デル-ポトロがいつかラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチ、そしてフェデラーの域に加わる可能性がある主要な兆候として、彼の精神的強さを指摘した。

「同じく、彼の野心的な心構えも気に入っているよ」とサンプラスはつけ加えた。「彼は勝つ事を恐れない。あるいはナダル、ジョコビッチ、フェデラーと並ぶ位置につきたいと口にする事をためらわない。さらに彼の心構えの1つは、自らチャンスを掴みにいくという事だ」

「その意味では、彼は少しばかりフェデラーのようでもある。フェデラーはビッグショットを狙い、ミスをいとわないが、その気質は信じがたいとも言える。デル-ポトロも同様だ」

金曜日のロサンジェルスで、アルゼンチン人はエルネスト・グルビスにストレートセットで敗れた。しかし第2シードのデル-ポトロには失望する結果だったとはいえ、彼は近づきつつあるUSオープンに向けてハードコートの準備を続けていく。

昨シーズン、デル-ポトロは怪我のために1年の大半を棒に振ったが、今年は着実にランキングを戻してきた。彼はトップフォームを取り戻すために精を出し、この夏のハードコートで向上し続けようと努めている。

金曜日のグルビスに対する敗戦が示したように、デル-ポトロには確かに改善の余地がある。しかし22歳の彼は挑戦への意欲に満ちており、最近ロサンジェルスでレポーターに、自分のゲーム全体を向上させたいと強く望み、そしてUSオープンを楽しみにしていると語っている。

「僕は手首について、もしくは昨年と今年初めに負った別の怪我について考えたりはしていない」とデル-ポトロは語っていた。「現在、僕にはすべてにおいて向上すべき事がある。ランキングに始まり、自分のゲーム、自分の身体、肉体的強靱さ、すべてだ」

USオープンについては、「ニューヨークに戻ってきて、とてもワクワクしている。もし明日にでもプレーを始められるのならば、僕はするだろう。まずはその前に、とても重要な大会に出場するんだ」

皆さんはどう考えるだろうか―――デル-ポトロに関するサンプラスの評価に同意するだろうか? フアン・マルチン・デル-ポトロとロジャー・フェデラーの間に類似性を見いだすだろうか? 

USオープンに向けて、デル-ポトロは何を改善する事に集中すべきだろうか?

あなたの考えをコメントしてほしい。


情報館目次へ戻る  Homeへ戻る