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2011年12月22日
ピート・サンプラス、サビーネ・リシツキ、カルロス・モヤはリー・ナの
エキシビション・イベントに参加した
文:Christopher Mayers
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2人の伝説的偉人と2人の現テニス・アイドルが、中国のナンバー1、リー・ナを祝福するエキシビションでプレーした。元世界ナンバーワンのピート・サンプラスとカルロス・モヤ、そしてドイツのテニススター、サビーネ・リシツキが、リー・ナの故郷・武漢で開催されたエキシビション大会に出場したのだ。

エキシビション・ショーはユーモラスなイベントとなり、誰もが試合をを楽しんだ。試合は観客を大爆笑させた気さくなからかいや絶叫に満ちていた。

サンプラスはラリーの最中にラケットを放り投げて降参してみせた。サビーネ・リシツキは6回連続でサービスのトスアップをやり直し、ライバルを愉快にもイライラさせた。モヤも演技力では後れを取らず、緩いショットが当たって「あ痛っ!」と叫んだ。

全体を通して、大物たちがコート上で役割を果たすのを見るのは快かった。彼らはテニスの技能で観客を喜ばせ、少々のユーモアで風味を付けて、ファンのためにスパイスを効かせたのだ。

「妻は女優だが、僕の演技力は大したことない。だが今夜は、楽しむ事が主眼なんだ。3人の素晴らしいプレーヤーと一緒にコートで過ごすのは楽しいよ。真剣になりすぎない事、それが今夜の目標だった」と、このエキシビション大会でのパフォーマンスについて、サンプラスは自分の気持ちを説明した。

世界第5位のリー・ナも、これらテニスの偉人に後れを取らず、電光石火のスマッシュを何本もコートの向こう側に叩き込んで、まさしく対戦相手をかく乱した。彼女は自分のイベントに対する反響の大きさに興奮し、喜びを次のように表現した。「彼(サンプラス)とのダブルスでは、私はとてもリラックスしていたわ。ダブルスで彼と一緒にプレーする日が来ようとは、想像した事もなかった。そして私には楽なものとなったわ。彼がすべてをしてくれたから、私はただ立って、見守って、そして勝利を楽しむだけでよかったの」

リシツキもまた、楽しみに満ちたイベントに参加して有頂天だった。そして、これほど魅力的な雰囲気の中でのプレーは、少しも骨折りでないという事を気に入っていた。リー・ナはリシツキに敗れたウィンブルドンでの対戦について、質問をいっさい受け付けなかった。そして、今はタイトルやら深刻な事柄について質問されたくないと述べた。中国のナンバー1は、その夜を楽しみたかったのだ。そして記者たちは、そういった質問は後でする事ができるだろう。


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