ロイター通信(イギリス)
2010年3月16日
ついにジョコビッチはサンプラスに会い、ボーッとなった
文:Mark Lamport-Stokes


インディアンウェルズ―――ノバク・ジョコビッチが子供だった頃、ピート・サンプラスはテニスへの最も素晴らしいインスピレーションだった。セルビアの世界ナンバー2選手が今週初め、ついにアメリカ人に会った時、信じられないような思いだった。

サンプラスが会場に隣接したラキンタでロジャー・フェデラーとの練習を終えた後に、ジョコビッチは14回のグランドスラム・チャンピオンに合流し、短い会話を交わした。

「生涯のアイドルであるピートに会えて、とても嬉しかった」と、月曜日にインディアンウェルズ ATP 大会でドイツのフィリップ・コールシュライバーに6-3、2-6、7-6で勝利した後、ジョコビッチは記者に語った。

「子供がアイドルに会うという感じで、自分でもビックリした。『大した事ではないだろう。僕は何年もツアーを回っている。もう大人だ』と思っていたんだ。でも、信じがたいほど素晴らしかったよ」

「つまり、誰かを尊敬してきて、そしてその人物に会い、握手をする。そして彼は、君は頭脳と心意気をもって勝利すると言ってくれるんだよ」と、2008年オーストラリアン・オープンで初のグランドスラム・タイトルを獲得したセルビア人は語った。

「子供時代の夢がかなったよ。彼は僕に、プロ選手になる多くのモチベーションを与えてくれた人だったからね。4〜5歳の頃、僕は彼がウィンブルドンで優勝するのを見たんだ」

「家族にはテニスをする人が誰もいなかったから、僕は自分で自分を鼓舞しなければならなかった。初めて彼に会う事ができたのは、ただもう素晴らしかったよ」

サンプラスは史上最高のサーブ&ボレーヤーの1人だった。しかしジョコビッチは、彼の精神的強さが最も素晴らしいインスピレーションを与えてくれたと語った。

「もちろん、彼の献身や心構え、試合や大会に対するアプローチの方法がね」とセルビア人は語った。

「彼はこのゲームをしてきた最も偉大な選手の1人だ」

「いつか彼とヒッティングができるといいなぁ。彼は僕に、一緒にヒッティングをすると約束してくれたんだ。その言葉を心に留めておくよ」



AFP通信
2010年3月17日
ジョコビッチは「アイドル」のサンプラスに会い、大喜びしている


カリフォルニア州インディアンウェルズ―――スターに会ってどれほど感激するか、ノバク・ジョコビッチは自覚していなかった。

しかし、インディアンウェルズ・マスターズ1000大会の準備期間に、テニス界の現在の世界ナンバー2が少年時代のアイドル、ピート・サンプラスに初めて出会った時、いわゆる英雄崇拝の念がわき起こった。

「自分でも驚いたよ」と、月曜日にインディアンウェルズ・マスターズ1000大会の3回戦で勝利した後、ジョコビッチは語った。

「考えていたんだ、大した事ではないだろう、僕は何年もツアーにいるし、もう大人だって。でもビックリするほど素晴らしかった」

インディアンウェルズからハイウェイを上がった砂漠の街ラキンタで、アメリカの偉人がロジャー・フェデラーとのヒッティングを終えた後に、22歳のジョコビッチはコート上でサンプラスに紹介された。

ジョコビッチにとって、短い会話は「子供時代の夢がかなったんだ」

「彼は僕に、プロ選手になる多くのモチベーションを与えてくれた人だ」と、 14のグランドスラム・タイトル獲得者であるサンプラスについて、ジョコビッチは語った。「4〜5歳の頃、僕は彼がウィンブルドンで優勝するのを見てきたんだ」

セルビアのジョコビッチは現在までに、2008年オーストラリアン・オープンで唯一のグランドスラム・タイトルを獲得しているが、ゲームに対するサンプラスの献身と精神的なアプローチ―――そして彼のサーブを崇拝していたと語った。

「彼のサーブはすごく速いというのではなかったが、とても正確だった。そして次の容易なショットを得るチャンスを、数多く生み出していたんだ」

短い会話の中で、サンプラスは彼に「君は頭脳と心意気をもって勝利する―――とても本質的な事だ」と告げた、とジョコビッチは語った。

「いつか彼とヒッティングできるといいなぁ」と、ジョコビッチは付け加えた。「彼は僕に、一緒にヒッティングをすると約束してくれたんだ。その言葉を心に留めておくよ」


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