テニス - X.com
2010年7月29日
サンプラスがシニアテニス・ツアーで中国デビュー


本日発表されたニュースによると、開催2年目となる成都オープンで、ピート・サンプラスが待望のデビューを果たす。彼は男子8人のスター選手の1人として、大会に出場する。

中国・成都の四川国際テニスセンターで2010年10月21〜24日に開催される ATP チャンピオンズ・ツアー大会で、サンプラスはかつてのライバル達、パット・ラフター、エフゲニー・カフェルニコフ、ミハエル・シュティッヒ等と対戦する。

成都はジャイアント・パンダの生息地として有名で、2009年には ATP チャンピオンズ・ツアーを初開催した。大会は選手・ファンともに好評の大成功を収めた。2010年は伝説的選手のサンプラスが大会に花を添え、ファンは最高のテニスの饗宴をまたも楽しむ事になる。

サンプラスはラウンドロビンでグループAにドローされている。同グループには、1987年ウィンブルドン・チャンピオンのパット・キャッシュ、フランスのデビスカップ監督で、最近のサンパウロ大会で準優勝を果たしたギー・フォルジェ、さらには、傑出したプレーで東南アジアのテニスブームに貢献し、ATP チャンピオンズ・ツアー初参加となるパラドーン・スリチャパンがいる。

グループBにはラフター、成都オープン昨年度チャンピオンのトーマス・エンクイスト、1991年ウィンブルドン・チャンピオンのミハエル・シュティッヒ、元世界ナンバー1のカフェルニコフが入った。2010年の成都オープンに出場する8選手は、合計すると瞠目すべき150の ATP ツアー・シングルス・タイトル、および62のダブルス・タイトルを獲得している。

成都オープン大会部長のニック・フレイヤーは、14回のグランドスラム・チャンピオンであるサンプラスを中国に初めて迎え、大いに喜んでいる。

「ピート・サンプラスを迎えるのは、途方もない栄誉です」と彼は語った。「ピートの中国初訪問は歴史的な事であり、多数の ATP チャンピオンが出場する大会を開催するのは、成都にとって大成功、そして我々大会関係者すべてにとって非常に胸躍るものです」

エンクイストは南アフリカ航空ランキングで現在トップを走り、ATP チャンピオンズ・ツアーで21勝1敗という見事な勝敗成績記録を更新している。彼は成都タイトルの防衛、特に史上最高の偉人の1人に対して防衛する機会を心待ちにしている。

「僕は成都に戻って、タイトル防衛に努める事を楽しみにしている」と彼は語った。「昨年は素晴らしい時を過ごした。さらに、偉大な選手のピート・サンプラスと対戦するのが楽しみだ。再びジャイアント・パンダに会える事も期待しているよ!」



「人民日報」オンライン
2010年7月30日
サンプラスが中国を初めて訪れる



席を譲りなさい、ジャイアント・パンダ。伝説的偉人、ピート・サンプラスが街にやって来るのだ。

木曜日、中国・四川省の成都市と CCTV - IMG スポーツ・マネージメント社は、史上最高のテニス選手の1人と目されるサンプラスが、中国で待望の初舞台を踏み、第2回成都オープンに出場8選手の1人として参加する、と発表した。

ATP チャンピオンズ・ツアー大会は、2010年10月21〜24日に四川国際テニスセンターで開催される。

14回のグランドスラム・チャンピオンで、ウィンブルドン・シングルスに7回優勝したアメリカのサンプラスに加わるのは、成都大会昨年度チャンピオンのトーマス・エンクイスト(スウェーデン)、元 ATP ツアー・シングルス&ダブルス・ナンバー1のエフゲニー・カフェルニコフ(ロシア)、ウィンブルドン・チャンピオンのパット・キャッシュ(オーストラリア)とミハエル・シュティッヒ(ドイツ)、2度のUSオープン・チャンピオンのパット・ラフター(オーストラリア)、デビスカップ優勝者のギー・フォルジェ(フランス)、タイの人気者パラドーン・スリチャパンである。

8選手が獲得した ATP ツアーのタイトルを総計すると、シングルスが150、ダブルが62にものぼる。選手の7人は元トップ5プレーヤーで、8人全員がトップ10にランクインした。

ATP チャンピオンズ・ツアーへの出場資格は、現役時に世界ナンバー1の座に就いた者、グランドスラム・シングルスの優勝・準優勝者、デビスカップ優勝チームでシングルスをプレーした者、である。また各大会は、2人までワイルドカード出場者を招く事もある。

成都オープンは4日間にわたって行われるが、選手は4人ずつ2グループに分かれて、まずラウンドロビンを戦う。「パンダ・グループ」と呼ばれる第1グループには、サンプラス、スリチャパン、 フォルジェ、キャッシュが属し、「チリ・グループ」と呼ばれる第2グループには、エンクイスト、ラフター、シュティッヒ、カフェルニコフが属する。

各グループの第1位は、日曜日の決勝戦に進出する。一方で各グループの第2位は、3位決定戦を戦う。試合はベスト・オブ・3セットで、最終セットはチャンピオンズ・タイブレーク制―――2ポイント以上の差をつけて10ポイントを先取した者が勝利―――となる。

成都スポーツ局長のシン・ウェンリンは語った。「我々は世界的なスポーツの偶像的存在、ピート・サンプラスが、中国への初旅行の目的地として成都を選ばれた事を、深く名誉に感じます。昨年のマイケル・チャン、ビョルン・ボルグ、ジョン・マッケンローの歴史的な訪問に続き、我々は正当な理由で成都を有名にしています。当市は興奮に沸きかえっています」

大会部長で IMG 副社長、アジア・テニス会長を務めるニック・フレイヤーは語った。「2007年と2009年、ピート・サンプラスがアジアでロジャー・フェデラー、アンドレ・アガシと行った歴史的な試合の後に、彼を再び迎える事は途方もない名誉です。中国へのピートの初訪問で、いまひとたび歴史が作られ、多数の ATP チャンピオンと共に大会を開催する事は、成都にとって大成功、そして IMG の我々すべてにとって非常に胸躍るものです」

四川スポーツ局長のシュ・リンは語った。「旅行者はこれまで成都を観光し、ジャイアント・パンダとふれ合い、そして香辛料のきいた有名な料理を楽しむために四川を訪れていました。我々はそれに、当地へ旅行するさらにもう1つの魅力的な理由を加え、とても喜んでいます」

木曜日のメディア発表会では、ビデオメッセージによる選手たちの言葉も伝えられた。大会公式ウェブサイトで見る事ができる。現在の ATP チャンピオンズ・ツアー1位で昨年大会の優勝者エンクイストは、サンプラスの参加を心から期待している。

「成都に戻って、タイトル防衛に努めるのが楽しみだ」と彼は語った。「昨年はあそこで素晴らしい時を過ごした。今年はピート・サンプラスと対戦するのを楽しみにしている」

エンクイストは1999年オーストラリアン・オープンで決勝に進出し、現在はスウェーデンのデビスカップ監督を務めている。ATP チャンピオンズ・ツアーで現在21勝1敗という記録保持者でもある。唯一の敗北は4月のバルセロナ決勝戦で、対戦相手はゴラン・イワニセビッチだった。それ以前には、エンクイストは出場したすべての ATP チャンピオンズ・ツアー大会で優勝を果たした。

昨年の成都オープンで3位だったエフゲニー・カフェルニコフは、現役時にはシングルス、ダブルス共にナンバー1の座に就いた。彼は1996年にローラン・ギャロスで、そして1999年にはオーストラリアン・オープンでシングルス優勝を果たし、2000年オリンピックでは金メダルを獲得した。

ダブルスでは4回のグランドスラム優勝を成し遂げた彼は、2010年にも素晴らしいプレーを披露し続けている。6月に開催された2010年ローラン・ギャロスの45歳以下レジェンド・ダブルスでは、アンドレイ・メドベデフと組んでミハエル・シュティッヒ/ゴラン・イワニセビッチ組を破り、優勝した。

中国のテニスファンへのビデオメッセージで、カフェルニコフは語った。「成都大会に戻ってくるのを楽しみにしている。昨年も素晴らしい時を過ごしたからね。大会の運営もスムースだった。そして今年の大会には、ピート・サンプラスも加わる。もちろん、彼の参加は大会をさらなる成功へと導くだろう」

成都へ戻ってくるもう1人は、1987年ウィンブルドン・チャンピオンでファンの人気者、パット・キャッシュである。彼は CNN インターナショナル放映のテニスショーで、毎月ホストを務めている。彼は観客へ「サーブアップ」するために、トレードマークである黒と白の市松模様のヘッドバンドをもっと持ってくる事を含めて、さらに特別なテニスの楽しみを約束する。昨年、サーブ&ボレーをするキャッシュが観客に投げ入れた多数のヘッドバンドをキャッチしようと、ファンは奮闘したのだ。キャッシュは大会終了までにヘッドバンドを使い果たし、最後には2人のファンが分け合えるようにと、1つを半分にカットしなければならなかった。

「戻ってくるのをとても楽しみにしている」と彼は語った。「昨年の大会でプレーして、大いなる時を過ごした。素晴らしい観客だった。君たちが1つずつ手に入れられるように、充分な数のヘッドバンドを持っていくと確約するよ」

キャッシュの同胞で同じくサーブ&ボレーヤーのパット・ラフターは、成都オープンに初めて出場する。オーストラリア以外の地では珍しい登場となる。ラフターは2度のUSオープン・チャンピオン(1997〜1998年)で、ウィンブルドン決勝には2回進出した(2000年にサンプラス、2001年にはゴラン・イワニセビッチに敗れた)。彼は親しみやすく紳士的な人柄で、世界じゅうのファンから慕われてきた。

今年の大会に加わるもう1人の新顔は、1991年のウィンブルドン・チャンピオン、ミハエル・シュティッヒである。シュティッヒは翌年、ジョン・マッケンローと組んでウィンブルドンのダブルスで優勝した。さらに同胞のボリス・ベッカーとチームを組んで、オリンピックのダブルス金メダルも勝ち取った。

彼は傑出した年の締めくくりとして、年末のグランドスラム・カップ(マスターズカップに類似の ITF 主催大会)でも、マイケル・チャンを破って優勝を果たした。今年、シュティッヒとダブルス・パートナーのイワニセビッチは、ローラン・ギャロスの45歳以下レジェンド・ダブルスで準優勝した。プレーに加えて、現在シュティッヒは ATP ワールドツアー・ハンブルグ大会の大会部長を務めている。

ギー・フォルジェは、かつてのライバル関係を甦らせるべく、大会に参加する。彼は2度のデビスカップ優勝チーム(1991、1996年)の中心メンバーで、現在はフランスのデビスカップ監督を務めている。

フォルジェ監督の下で、フランスは先日のデビスカップ準々決勝でスペインを下し、9月には決勝進出をかけて戦う。フォルジェが1987年と1996年にローラン・ギャロスのダブルスで準優勝を果たした事は、キャリアの長命ぶりを証明している。

フィールドの仕上げはパラドーン・スリチャパンである。彼は何年もの間、アジアのナンバー1選手となり、その傑出したプレーによって、ほぼ独力で東南アジアのテニスブームに火をつけた。

元ミス・ユニバースのナタリー・グレボワと結婚したスリチャパンは、成都大会のワイルドカードで ATP チャンピオンズ・ツアーのデビューを果たす。彼のキャリア最高位は9位で、タイの歴史で最も高いランクの選手である。また、今年早期にツアーからの引退を公式に表明した後、2010年のタイ・デビスカップ監督を務めている。

ファンは14試合の観戦に加えて、パンダ・マスコットとの遊びや「ボール・キャッチ競争」など、会場で行われる娯楽プログラムやコンテストも楽しむ事ができる。

各試合の後に、勝利選手はスタンドへ6つのサインボールを打ち上げる。ボールをキャッチしたファンは、サインボールの他に、たくさんの大会関連アイテムをもらえる。また、大会期間中に毎日行われるサイン会で、ファンは選手たちに会う事ができる。

公式サイト:http://www.chengduchampions.com/2010/


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