アクセス・ハリウッド
2009年11月10日
アンドレ・アガシが薬物使用に関するピート・サンプラスのコメントに答える


明日放映されるアンドレ・アガシの新しいインタビューで、アクセス・ハリウッドのトニー・ポッツは、アガシの新しい自叙伝『オープン』での告白について、元ライバルのピート・サンプラスが語ったというニュースをテニス界のスーパースターに知らせた。

本の中で、アガシは1997年にクリスタル・メスを使用して薬物検査で陽性となり、その後に「知らないで」薬を摂取したと嘘の供述をした事を明かしている。

サンプラスはテキサス州オースティンのテレビニュースで語った。「僕は何を言うべきかさえ分からなかった。彼を尊敬しているし、彼は僕の友人だ。彼は90年代に僕の主要なライバルだった。彼には率直に、明らかに間違いを犯したと言うだろう。僕なら『君は何を考えていたんだ? 嘘までつくなんて』と言っただろう。だが20代半ばと20代後半のアンドレを見ると、まったく別の男のようだったよ」

ポッツがアガシにコメントを読み聞かせると、彼は答えた。「ピートと僕は共に多くの時を過ごしたが、お互いをよく知っている訳ではなかった。連絡を取り合っていなかった時には、我々の間には壁があった」

アガシはさらに続けた。「彼は恐らくこの事について初めて知ったのだろうから、彼の忠告と言葉はありがたいよ」


サンプラスのコメント映像
http://www.myfoxaustin.com/dpp/sports/sampras-rained-out-in-lakeway


いずれはピートも、アガシの告白についてコメントを求められるだろうとは予想していましたが、いかにもピートらしいというか、やんわりとした言い方に留めているようです。現役・引退組を含めて、かなりハッキリとアガシを非難している選手も多いようですが。彼らに共通しているのは「なぜ今?」という事と「テニス界に対するダメージ」という事。アガシは「これ以上、隠しておく事は耐えられなかった」そうですが……。

また自叙伝発売に伴うインタビューなどでは「非難よりも哀れみ・同情を」「人は誰でも過ちを犯すものだ」とも語っているようですが、それって、過ちを犯した本人が言う事かな? 懺悔を聞いた神父とかが言うセリフではないかと……。幾つか読んだ記事によれば、ピート、マイケル・チャン、ベッカー、さらには前妻ブルック・シールズなどに対しても、歯に衣着せぬというか、昔の恨みを晴らすというか、ピートが「テニスを、自分がプレーしていた時代を祝福する意味を込めて」自叙伝を書いたのとは、まったく違うアプローチのようです。ま、自叙伝のタイトルも「オープン」だし、アガシらしいと言えばアガシらしいかも。

アガシの自叙伝騒動で改めて思ったのは、「昔から感じてはいたけど、アガシって私の感性とは相容れない人物だな」という事。私はピートのファンでいられて本当に良かった! 誇りに思います。


*マカオでのピートとアガシのダブルス映像

http://www.tennisweek.com/news/fullstory.sps?iNewsid=6642329


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