ロサンジェルス・タイムズ
2009年7月27日
ピート・サンプラスがロサンジェルスでコートに戻る
文:Bill Brink


彼はマラト・サフィンとのエキシビション・マッチで、
L.A. テニスオープンを幕開けする。

月曜日、L.A. テニスオープンのエキシビション・マッチで、ピート・サンプラスがマラト・サフィンてサーブを放つ。試合は6-4、3-6、10-6でサフィンが勝利した。

ピート・サンプラスは今でも時速120マイル以上のサーブを打つ事ができ、こだわるかのように判定に疑義を呈しもした。しかし最後には、2000年と同様にマラト・サフィンが勝利した。

「ミレニアム・チャレンジ」―――ロサンジェルス・テニスオープン初日の月曜日に、 UCLA(カリフォルニア大学ロサンジェルス校)のロサンジェルス・テニスセンターで行われたエキシビション・マッチ―――で、サフィンは6-4、3-6、10-6(スーバー・タイブレーク?)のスコアでサンプラスを下した。

それは2000年USオープン決勝の再現だった。そこでサフィンは今年 L.A. オープン大会の名誉賞を受賞したサンプラスを破り、自身の持つ2つのグランドスラム・タイトルの1つ目を獲得したのだった。

14のグランドスラム・タイトルと2つの L.A. オープン・タイトルを獲得しているサンプラスは、この試合に先だって大してプレーをしていなかった。

「もちろん(サフィンは)大いにプレーしている」と、サンプラスは試合前に語った。

「マラトのような選手と、このペースでプレーする事はあまりないよ」

自分のサーブは「まあまあだが、それが入るかどうかは分からない」とサンプラスは付け加えた。

2005年オーストラリアン・オープンでも優勝した29歳のサフィンは、シーズンの終わりに引退すると語った。

2000年にサンプラスから挙げた勝利は初の大躍進であり、ナンバー1の座に就くチャンスも与えられた、と彼は言った。

「我々はいわば過去を振り返っているわけだが、USオープンの決勝戦でサンプラスを破るといった業績を持っていると、本当に胸躍る気分だよ」

レジェンド・マッチは大会初日の呼び物だったが、本戦では数名が1回戦を勝ち上がり、予選も行われた。

1回戦ではジェシー・ルヴァインが6-3、6-2でボビー・レイノルズに勝ち、水曜日に第1シードのトミー・ハースと対戦する。

「今日はファーストサーブの確率がかなり高かった。ボビーに対して、セカンドサーブを捕らえるチャンスを殆ど与えなかったよ」とルヴァインは語った。

ルヴァインはウィンブルドンでサフィンを破り、3回戦進出を果たして以降、良いプレーをしてきた。

7月19日にはインディアナポリスでベスト16に進出し、7月6日にはロードアイランド州の名誉の殿堂大会で準々決勝に達した。

「僕はウィンブルドンの芝生が好きで、あの大会から何らかの自信を得たのだと思う」と彼は語った。

ハースは世界第22位で、2004年と2006年の2回、この大会で優勝している。

ルヴァインは過去に1回、昨年のインディアナポリスでハースと対戦した事があり、6-7(4)、2-6で敗れた。

ルヴァインはフロリダ州ブラデントンのニック・ボロテリー・テニスアカデミーでハースと共にトレーニングをしてきて、互いに相手のスタイルを知っていると語った。

オーストラリアのクリス・グッチオーネは6-1、6-4で、元 UCLA 選手であるケビン・キムを破った。

グッチオーネは金曜日のワイルドカード獲得戦―――タイブレーク形式のトーナメント戦で、勝利者には本戦出場権が与えられる―――を経ての出場だった。

グッチオーネは2回戦で第2シードのマーディ・フィッシュと対戦する。ロバート・ケンドリックは6-0、6-0でヴィンセント・スペイディアを下し、次は第4シードのデュディ・セラと当たる。

予選ラウンドでは、オーストラリアのカーステン・ボール、フランスのジョスリン・ウアナ、アメリカのライアン・スイーティング、インドのソムデフ・ディバーマンが大会の本戦に進んだ。


*下のリンクでエキシビションの映像が見られます。

http://www.youtube.com/watch?v=zc9jGVusUZE

http://www.youtube.com/watch?v=sdUKer0VhgQ

http://www.youtube.com/watch?v=bbaB5pVNPSM

http://www.youtube.com/watch?v=gDTfYsMPvrY


情報館目次へ戻る  Homeへ戻る