テニス・グランド・スタンド.com
2009年3月23日
サンプラスはラフターを下し、デル・マール・ディベロップメント・
チャンピオンズ・カップで優勝


22日の日曜日、ピート・サンプラスは2本のセットポイントをしのぎ、パトリック・ラフターに7-6(6)、6-4で勝利して、賞金150,000ドルのデル・マール・ディベロップメント・チャンピオンズ・カップで優勝を果たした。今大会は2009年アウトバック・チャンピオンズ・シリーズの第3戦となる。サンプラスは優勝賞金60,000ドルを獲得した。今回のタイトルはシリーズ通算5つ目となる。また、サンプラスは800ポイントを獲得して合計1600ポイントとし、ジョン・マッケンローを抜いてシリーズのナンバー1にランクされた。

「勝つのはいいね」とサンプラスは語った。「負けるより勝つ方がいいよ。今でも競技的だし、ここの人々はテニスを見たがってくれている」

試合はパルミラ・テニスクラブのハードコートで行われた。サンプラスは4-5、30-40の場面と第1セットのタイブレーク5-6の場面で2本のセットポイントをしのぎ、タイブレークを8-6で制した。第2セットではただ一度のブレークで試合を締めくくり、今シーズン2回目の優勝を果たした。

「厳しい試合だった」と、シリーズのデビュー大会を戦ったラフターは語った。彼は1997年と1998年のUSオープン・チャンピオンである。「身体がこういったプレーに慣れていないんだ。我々は今でも激しいプレーをするが、以前ほど速くは動けない。ピートのサーブも最高の状態ではなかったようだ」

ラフターのサーブ&ボレーゲームに対するには、順応が必要だとサンプラスは語った―――現代のゲームではますます稀なスタイルになってきているのだ。

「パットはタフな競技者だ―――いつもそうだった」とサンプラスは語った。「彼はサーブ&ボレーテニスをするが、最近はあまり見ないものだ」

サンプラス - ラフターの決勝戦は、2人の元USオープン・チャンピオンが2001年USオープンで対戦して以来の試合だった。

5回のUSオープン・チャンピオンであり、14のメジャー・シングルス・タイトル記録を持つサンプラスは、現役時にラフターと16回対戦して12勝を挙げた。

サンプラスとの再会について、ラフターは冗談めかして語った。「ピートには8年ぶりに会ったよ。彼はあまり変わっていなかった。我々は少しばかりスローになり、少しばかり髪が薄くなったよ」

ラフターは準優勝者として40,000ドルの賞金を獲得した。日曜日の3位決定戦では、ジム・クーリエがマッツ・ビランデルに6-4、6-4で勝利し、25,000ドルの賞金を獲得した。

「テニスが他の何にもまさる楽しみであるべきだ」と、クーリエは3位決定戦で勝利した後に語った。「これらの大会では激しくプレーするが、セット間に楽しむ事もできる。ここでは良い試合をした。プレーのレベルは高かった。ここカボスの大会は、 大成功だったと思う。観客は素晴らしい。天候も素晴らしいし、皆がハッピーで友好的だ」

ビランデルはカボスで過ごした週について語った。「私はほぼ昼も夜もプレーした―――ほとんどの人々は同じ理由でここにいる―――くつろいだライフスタイル、浜辺と海。誰もがリラックスしている。ファンは熱狂的で、ゲームをよく知っている。もちろん、新しいテニスセンターだ。とても多くの人々が観戦に来たからには、テニスはここ、ロス・カボス、そしてメキシコできっと発展するだろう」

デル・マール・ディベロップメント・チャンピオンズ・カップの収益の一部は、ロス・カボス子供財団に寄贈される。

サンプラスは2月に開催された2009年アウトバック・チャンピオンズ・シリーズ開幕戦のボストン大会決勝で、マッケンローに勝利した。マッケンローは第2戦のブラジル、リオデジャネイロ大会決勝で、クーリエを破って優勝した。今大会に引き続いて、グランド・ケイマン(4月23〜26日)、ロードアイランド州ニューポート(8月20〜23日)、シャーロット(9月24〜27日)、アリゾナ州サプライズ(10月8〜11日)、アラブ首長国連邦ドバイ(11月18〜21日)で大会が開催される。





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