2009年９月23日
チャンピオン達が水辺にやって来る
文：John Marks
スティール・クリーク―――水曜日、インサイドアウト・スポーツ＆エンターテインメント社は、 パリサデス開催の2009年ブリーズプレー選手権に出場が決定した３人の選手―――ジミー・アリアス、アーロン・クリックステイン、ミカエル・ペルンフォース―――を発表した。
大会は木曜から日曜まで、パリサデス内のティム・ウィルキンソン・ シグネチャ・テニス＆複合スポーツセンターで開催され、同じく元トップ選手でメジャー・チャンピオンのピート・サンプラス、ジム・クーリエ、トッド・マーチン、パット・キャッシュら豪華なメンバーが出場する。アウトバック・チャンピオンズ・シリーズ大会は、30歳以上の元世界トップ５選手、メジャー・シングルス決勝進出者、あるいはデビスカップ優勝チームのシングルス出場者等、テニス界の偉人に門戸が開かれている。ブリーズプレー大会は、2009年に開催されるアウトバック７大会の１つで、賞金150,000ドルとシーズン最終戦に向けてのポイントが提供される。
今年の出場者は例年の８人に代わって７人となり、立て役者―――ピート・サンプラス―――以外の各選手は、木曜か金曜に準々決勝でプレーする。勝者は土曜に準決勝で対決し、続く日曜に３位決定戦と決勝戦が行われる。これまでは８人の選手が４人ずつのラウンドロビン・グループで対戦し、上位各２選手が準決勝に進出していた。
シャーロット大会の当初３年間は、2007年大会で優勝したサンプラスの他に、複数年出場のトッド・マーチンとジム・クーリエの３人だけが決勝戦に進出してきた。３選手は全員、タイトルを目指して戻ってくるが、開催場に名を冠するティム・ウィルキンソンは、これまでで最も競争の厳しい大会になるだろうと考えている。
「(サンプラスが）優勝するかどうかは、まったく疑いがなかった」と、誰よりも多くのグランドスラム優勝を遂げて引退した選手について、ウィルキンソンは語った。サンプラスは２年前にスティール・クリークに出場した。「当時の彼は半ばカムバックのような状態にあって、多くの場所でたくさんプレーをしていた。あの時点では、彼は現役選手とさほど変わらなかったよ」
同大会は、３年前には欠けていた数少ない第一級のスポーツイベントを広範なシャーロット地域に提供する事で、「スイートスポットを打った（大成功を収めた)」。2009年の大会は、雨とガソリン不足で勢いを失った昨年大会からの再出発となる、とウィルキンソンは語った。特にサンプラスが出場する事で、勢いを盛り返す年になるとウィルキンソンは期待している。
「テニスはスターによって活気づくスポーツである」とウィルキンソンは語った。「今年は重要な年だ」
新たに出場が決まった選手たちは、デビスカップ・チャンピオン、メジャー・シングルス決勝出場者、大学チャンピオンなどである。アリアスは16歳でプロに転向して、1984年には世界第５位に到達し、５回のシングルス優勝を遂げた。クリックステインは1990年の合衆国デビスカップ優勝メンバーで、世界第６位まで到達し、９つのシングルス・タイトルを誇る。ペルンフォースは1986年フレンチ・オープンの決勝進出が最も有名だが、プロタイトルの他に、1984年と1985年には２年連続でジョージア大学に大学王座をもたらした。
また今年のチャリティ・スポンサーとして、ロナルド・マクドナルド・ハウス・オブ・シャーロットが新たに加わる。
「我々はワクワクしています」と、グループの専務取締役モナ・ジョンソン - ギブソンは語った。「すべての支援に感謝しています。我々はハウスが当コミュニティの重要な部分になるという言葉を広めるため、懸命に努めています。そしてインサイドアウト・スポーツ＆エンターテインメント社のサポートは、その実現に大いに貢献してくれるでしょう」
アウトバック・チャンピオンズ・シリーズは2005年に設立され、サンプラス、アンドレ・アガシ、ジョン・マッケンローなどのビッグネームを呼び物としている。シャーロット大会の優勝者には60,000ドルの賞金が提供される。