2009年２月14日
マッケンローは50歳の誕生日の１日前に、ボストン・タイトルをかけて
サンプラスと対戦する
ボストン――マッケンローは月曜日に50歳を迎えるが、「40歳プラスα」の最後の日に、賞金15万ドルのチャンピオンズカップ・ボストン決勝戦でピート・サンプラスと対決する。
2009年のアウトバック・チャンピオンズ・シリーズ開幕戦において、マッケンローは土曜日の準決勝でジム・クーリエに７-５、６-１で勝利し、決勝戦へと進出した。サンプラスは土曜日の夜にトッド・マーチンを６-３、６-４で下し、同じく決勝戦へと進んだ。
チャンピオンズカップ・ボストンは、30歳以上のチャンピオン・テニスプレーヤーによる世界的なテニスサーキット、2009年アウトバック・チャンピオンズ・シリーズ８大会の開幕戦である。昨年、マッケンローはボストンの決勝戦でアーロン・クリックステインを下し、シリーズ初のタイトルを獲得した。優勝への途上では、ラウンドロビンでサンプラスを２-６、７-５、10-４（チャンピオンズ・タイブレーク）で下した。14のメジャー・シングルス・タイトルを持つサンプラスは、2007年にこの大会で優勝したが、その際にラウンドロビンでマッケンローを６-３、６-４で下している。
「50歳になろうというのに、彼は今でも素晴らしいプレーをしている」と、サンプラスはマッケンローについて語った。マッケンローは30年前の1979年USオープンで、初のメジャー・シングルス・タイトルを獲得している。「彼の左利きサーブは効果的だし、才気に富み、さらに経験もある。決勝戦は楽しいものになるはずだ。ジョンと対戦するのは、いつだって面白いよ」
土曜日、クーリエは第１セットの途中で背中を痛め、マッケンローはその恩恵を得た。クーリエは動きとショットの速さがひどく阻害されたのだ。マッケンローは有利さをフルに活かし、ドロップショットを打ってクーリエをコートいっぱいに動かした。クーリエは痛めた背中をどうする事もできず、第２セットは６-１で屈した。
「試合は激しいものになると思っていた」とマッケンローは語った。「彼は速いスタートを切り、強烈なボールを打っていた。それはレベルを上げねばならないという、彼の敬意の表れだと思った。明らかに何事かが彼の背中に起こった。恐らく彼は激しく攻撃しようとして、だが完全には準備ができていなかったのだろう。私はボールを上手く打ち、絶好調だと感じる瞬間もあったように思う。動きも昨日より良かった」
クーリエは語った。「自分の身体が期待どおりに働かなかったのにはガッカリした。僕はとても良いプレーをしていたし、練習も上手くいっていたし、この大会と我々のシーズン前半のためにトレーニングもしていたからね。全力でプレーできなかったのには失望している。１ブレークアップし、そのままこの調子で行けたら、と思っていたのだが。ジョンとの対戦では、勝てるという何の保証もない。彼は第１ゲームから好調で、とても良いプレーをした」
準決勝の第２試合はサンプラス対マーチン戦―――2007年ボストン決勝の再現で、その時はサンプラスが６-３、５-７、11-９（チャンピオンズ・タイブレーク）で勝利した―――で、両者ともサービスが冴え渡っていた。
「今夜の試合では、両者の差はほとんどなかった」とサンプラスは語った。「トッドのサービスは素晴らしく、サービスゲームを楽にキープしていた。彼は２ゲームだけ調子が下がり、２つのダブルフォールトを犯したのがすべてだった。僕はかなり良い感じだったよ。自分がシャープだと感じていた」
日曜日のチャンピオンズカップ・ボストン午後２時セッションのチケットは、まだ受付中である。
アウトバック・チャンピオンズ・シリーズは2005年に設立され、サンプラス、マッケンロー、クーリエ等を始めとして、過去25年にわたるテニス界の名士たちが登場する。出場資格は、少なくともメジャー大会のシングルス決勝戦に進出したか、世界トップ５に入ったか、あるいはデビスカップの優勝チームでシングルスを戦ったか、である。シリーズは2009年に８大会を開催する予定で、各大会は賞金総額150,000ドルの他に、年末に決するスタンフォード・チャンピオンズ・ランキングのナンバー１に向けて、ポイントが与えられる。年末チャンピオンには、シリーズの公式ランキング・スポンサーであるスタンフォード・ファイナンシャル・グループから100,000ドルのボーナスが提供される。
チャンピオンズカップ・ボストンのスポンサーは、アウトバック・ステーキハウス、スタンフォード・ファイナンシャル・グループ、ASG、プロヴァイディア、タロン・エアー、コカコーラ、Taj ホテル、NESN、グレーター・メディアの各社である。
インサイドアウト・スポーツ＆エンターテインメント社は、ニューヨーク市に基盤を置き、イベントやプロモーションを行う独立企画会社である。元世界ナンバー１で名誉の殿堂入りテニス選手のジム・クーリエと、元 SFX とクリア・チャンネル経営者のジョン・ベニソンによって2004年に設立された。
当社は2005年に、アウトバック・チャンピオンズ・シリーズに着手した。加えて、「レジェンダリー・ナイト」エキシビション、チャリティ・イベント、毎年の「最高のファンタジー・キャンプ」といったテニス・ファンタジー・キャンプを含め、多くの傑出したイベントを企画している。2008年を通して、当社はチャリティのために４百万ドル以上を募金してきた。