テニスマガジン
1997年8月5日号
ウインブルドンには独特のオーラがある
インタビュー:Geotrge Homusi
訳:木村 かや子


   理想的なテニススタイルとメンタルタフネスを備え、男子テニス界に君臨する男、
   ピート・サンプラス。ボリス・ベッカーからウインブルドンを奪い、4年連続でナ
   ンバーワンの座をキープしている。「サンプラス王朝」はいつまで続くだろうか ---。


ウインブルドンのセンターコートが大好きだ。他のどこでも感じることのできない感覚がある

昨年のウインブルドンはあなたにとってどんなもの? 4連覇をかけていただけに、準々決勝でクライチェクに負けた試合のことを考えると今でも心が痛みますか?

ピート そのことはもうそれほど考えないよ。4連勝できて、さらに記録を伸ばす可能性を残すことができたら、そりゃすばらしいことだったから、そういった意味では残念だったけど、いずれは乗り越えられるものだ。敗戦を乗り越え、それを受け入れて、先へ進まないとね。

確かに、耐えがたい敗戦というものもある。でもあの試合を振り返ってみたとき、リチャード(クライチェク)はこれまで芝の上では一度も見たことがなかったような、この上なく高いレベルでプレーしていた。僕のプレーもとりたててよくはなく、雨で2日に渡ってしまったために、ひどくむずかしい試合でもあった。結局最後まで一度も、自分のリズムをつかむことができなかったんだ。

あの試合まで、センターコートでは何回も苦戦をくぐり抜けてきたんだけど、あのときはそれができなかった。ああいったことは、芝の上では起こりがちなことだよ。

あの敗戦の落胆から立ち直るには、かなり時間がかかりましたか?

ピート それはどんなふうに戦って負けたかによるところが大きい。ふつうは2〜3日だね。負けた翌日にもうコートに出ていって練習している選手も見かけるけど、これは僕にはむずかしい。負けたときは、テニスから一旦離れ、それから戻ってくる。区切り目が必要なんだ。

クライチェクに負けたあとは、うちに帰ったんだ。戻ってからCGA(Celebrity Golf Association)トーナメントでゴルフをプレーするためレイク・タホに行った。まだあの試合のことは頭にあったと思うけど、ゴルフをし、楽しんだよ。そういった気分転換はときおり必要なんだ。敗戦をうまく扱うことはできていると思うよ。

テレビで準決勝や決勝は見ましたか?

ピート それは僕にはできないんだ。もし見たらあそこに僕がいるべきだったんだ、と思ぅ。自分の心がそこにあるように感じる、でも現実にはそうじゃない。そういう意味でつらすぎるからね。

今年のウインブルドンでは、誰にもっとも脅威を感じますか。

ピート あえて言えば、クライチェクのようなタイプの選手、すごいサービスを持った選手だろうね。たとえばイバニセビッチは、あのサービスゆえに、芝では倒すのがひどくむずかしい相手だ。またベッカーのような選手、それからルゼドスキーのような奴も危険なダークホースと言える。

一般的に言って、ビッグサーブを持つ誰もが怖い相手だけど、その中でも誰もが嫌がる選手というのがいるものだ。イバニセビッチのサービスが当たり始めたら、あとは雨が降るよう天に祈るしかない。彼相手には、ときにどうすることもできなくなってしまう。彼は、いつかウインブルドンに勝つことができる男だと思ぅ。優勝すべきだ。実際彼は、もっと以前に優勝していてもいいはずだった。

アガシはどうです? もちろん、彼の調子が最高潮のときの場合ですが。

ピート 彼のプレーは、相手をコート外に吹き飛ばすようなタイプのものじゃない。彼はビッグサーバーじゃないから、彼相手ならとりあえずゲームの中に入っていくことはできる。

アガシのリターンはいいけど、イバニセビッチ相手だと、彼がサービスエースをバンバンと打って、それでゲームが終わっちゃうんだから。アンドレはハードコートでもっと危険な相手になる。

でも芝の上では、基本的にベースライナーは僕が恐れる相手じゃない。ベースライナー相手で芝の上なら、僕の方が当然勝つべきだ。

ティム・ヘンマンはどうでしょう。

ピート 彼のプレースタイルはエドバーグを思い出させるよ。彼はすべてをうまくこなす。いいバックハンドを持ってるし、態度や心構えもいい。コート上では常にポジティブでいることができているようだね。とてもいいプレーをするよ。

それから、身の回りの状況にもうまく対処しているようだ。イギリスの新星として注目されてむずかしいはずなのに、メディアもとてもうまく扱っている。頭がいいし、とても大人のようだ。母国の期待は去年よりも今年の方が大きいだろうから、状況は彼にとってますますむずかしくなっていくだろうね。人々は彼が優勝することさえ期待している。

今言えるのは、彼が非常にまとまったプレーをするということ。オールラウンドなプレーをするし、戦略やポリシーもしっかりしているようだ。

彼はあなたと同じような、数少ないクラシックなサービス&ボレーヤーのひとりだと思うのですが。

ピート そうだね。彼はクラシックなストロークを持ち、グリップもクラシックだ。こういったオーソドックスなスタイルのプレーを見るのはいいものだよね、今はもうすっかり影を潜めてしまったものだから。スペイン人プレーヤーたちの打ち方を見てごらんよ。誰もが "テニスはパワー化しすぎて" とか言ってるのに、トップ20を見てみれば、サービス&ボレーヤーなんて2〜3人しかいないんだから、おかしなものだよね。

僕に言わせれば、ボリス、ゴランはサービス&ボレーヤーというより "サーバー" だな、そしてティム。シュティッヒは引退を決めたし、エドバーグはもういなくなってしまった。だから、今人々は盛んにパワーゲームだなんだと言っているけど、現実的には別の方向に進みつつあると思うんだ。もちろん、パワフルではあるけど、みんなベースラインからプレーしている。それを考えると、ヘンマンは新風……とてもフレッシュな存在だと思うな。

ウインブルドンのどこがもっとも好きですか? どこがもっとも嫌い?

ピート 大好きなのは、ゲートを通って、その中に歩み入っていくことだ。そして、自分がウインブルドンにいるのだと知る。そこには、ある独特のオーラがあり、歴史がある。これは他のどこでも感じることのできない感覚だ。フラッシングメドウでは決してそんな感じは受けないし、たぶんロラン・ギャロスで少しだけ、センターコートでは特別な何かを感じるけど、決して同じじゃない。

ウインブルドンのセンターコートが大好きだ。ウォームアップをしているときは、観客はみなすごく騒がしいのに、プレーを始めると、まったく突然に、水を打ったように静かになる。こんなことですら、大会に特別さを与えてる。そんなところが大好きなんだ。

嫌いなことといえば…実際ウインブルドンで嫌いなことなんて、ほとんどないな。そう、メディア、記者たち! イギリスの記者たちはいつも、個人的なくだらないネタを追っ掛け回してる。全員でないにしろ、何人かは必ず。そんなに気にしてはいないんだけどね、そういったことはいつも胸から追い出すようにしてる。なんとかうまく扱っていかなきゃならないことだからね。気にせず先に進んでいくよ。

何かウインブルドン期間中に毎年決まってやっている縁起かつぎはありますか。ボルグがウインブルドンでは決して髭をそらなかったような…。

ピート いや、それはないよ。たぶんフレンチ・オープンでやってみるべきかもね(笑)。願わくは、テロリストみたいに見えて、それで終わりだ。つまりそれで最後まで勝ち抜くことができるかもっていうこと(笑)。冗談はさておき、習慣みたいなものはあるよ。たとえば毎年同じアパートを借りたり、同じレストランで食事したり。でもそれは縁起かつぎとはまったく関係ない。

ウインブルドンはボリスの場所だった。自分が彼の場所を取ったとは言わないが、意味の深い試合だった。

過去の3度の優勝の中で、もっとも心に残っているものは?

ピート 最初の優勝だ。相手はクーリエで、93年のことだった。僕は90年にUSオープンで優勝していたんだけど、それから2年あまり、メジャー大全でまったく優勝できなかった。ウインブルドンは、小さいときからいつも夢見ていた大会だったんだ。

あれを機に、僕とクーリエのキャリアは、反対の方向に進み出したように思ぅ。あのあと僕はUSオープンでも優勝することができ、ジムは逆にあのあたりから、やや苦しい時期を迎えることになった。あれは僕ら両方にとって、非常に大きな意味を持つ試合だったんだ。

翌年のゴーランとの決勝も、いい試合だった。サービスのせいで最高にエキサイティングな試合だったとは言えなかったけど。彼のサービスはほんとにすごい、おそろしいよ。それからベッカーとの決勝も特別なものだった。何といってもあれは、彼が17歳で初めてウインブルドンに勝ってから10周年目の大会だったんだから。

彼は3度勝っており、ウインブルドンは彼の場所だった。自分がボリスから彼の場所を取った、とは言わないけど、とにかく本当に意味の深い試合だった。観客は彼の側についていて、そこで彼を破ったんだ。ここ10年で最高のグラスコートプレーヤーを破ったという感じがしたよ。

ロラン・ギャロスに勝つということは、あなたにとってどんな意味があるのです? もっとも勝ちたいグランドスラム大会だと言っていましたね?

ピート それは、挑戦だからさ。僕のプレースタイルをもってして、もっともむずかしいチャレンジだ。多くの人が、僕があそこで優勝できるわけはないと思っているみたいだけど、もしもできたら、僕のキャリアは完成される。僕のキャリアは今でも十分満たされているけど、でも、僕はいつでも自分に最高のレベルのテニスを期待しているから…。

それにコナーズやマッケンローといった多くの偉大なプレーヤーたちが勝てなかった大会でもあるだろう。もしいつか僕がそれを成し遂げることができたら、僕と彼らの違いというものを作れることになる。それが、僕がやろうとしていることだ。そうできたらすごいだろうな。

ナンバーワンの地位についてはどうです? もう4年も世界一の座を守っていますが、今でもそれは最初にその地位についたときほどの意味を持っていますか。

ピート もちろんだよ。それはすごく重要なことだ。4年間ナンバーワンの座を守ってきて、僕にとってもっともうれしいことは、その長さと、安定性。何年も何年も、コンスタントに強さを保ち続けることができたことなんだ。

毎週毎週すばらしいプレーができているわけではないけど、でも1年を通していいプレーができたし、精神的にも、成績でも、強さと安定性を保つことができ、僕はずっと世界一だった。この意味は大きいよ。

1年でもナンバーワンになれれば、それはすばらしいことではあるけど、それを毎年毎年続けられるということは、その偉大さを際立たせるものだ。

もし今年もナンバーワンをキープすることができたら、記録を破ることになるだろう。それが今年の僕のゴールでもある。

ナンバーワンであるということは、他のプレーヤーたちに対してある種の特別な振る舞いを伴うものなのですか? あなたは他のプレーヤーたちと少し距離を保っていますよね。あまり人なつっこい方(フレンドリー)ではないと聞きましたが。

ピート それは僕がツアーを回り始めてからというもの、ずっと続けてきたやり方なんだ。誰とでも、ある程度の距離は保ってきたよ。何も意図的にやっているつもりはない。以前と、ナンバーワンになった今とで、態度に違いがあるとは思わないよ。誰もが、ランキングがなんであろうと、自分のやり方で振る舞うものだろ。

あるプレーヤーは、あなたにロッカールームで会ったとき、あなたに彼らと話したりしようという意志がまったくないように感じられる、と言っていますが。

ピート それが僕の普通のやり方なんだと思ぅよ。ロッカールームやレストランにいるとき、僕は自分ひとりでいるのが好きなんだ。ラケットの手入れをしたり、自分の試合に必要なさまざまな準備をしたりしてね。相手がアメリカ人や、ジム(クーリエ)やトッド(マーチン)のような友だちであれば、立ち止まっておしゃべりをしたりもするけど、そうでない限りは、ほとんどいつもひとりでいるんだ。テニスツアーでだけでなく、人生の他のいろいろな状況でもね。

プレーヤーとして自分が今ピークにいると思いますか。

ピート それを自分で言うのはむずかしい。今はとてもいいプレーができてると思うけど…。今、25歳の歳までに成し遂げてきたことを自分が達成できるなんて、もっと若いとき一度だって考えてみたことはなかった。さらに上達し続けることができることを願うよ。より安定し、プレーにおいてももっと上達したい。でもここ4〜5年間に起きたことを考えたとき、不服を言うつもりはない。毎年グランドスラムで優勝することができた。それはキャリアを特別なものにしてくれる。

プレーという面で、まだどこか上達できると思うのですか?

ピート もちろん! クレーコートでのプレーにはいつも不安がある、これが、今、上達したいと思っているものなんだ。といっても、変えたい点がたくさんあるという訳じゃない。とにかくコートに出ていくときはいつも、肉体的にも精神的にも、新鮮でいたい。常にチャレンジ精神を持っているようにしたいんだ。もっと遠くまでいくためにね。ときどきそうあることがむずかしいこともあるけど…。

質問はなんだっけ? 僕がキャリアのピークにいるかって? わからない、たぶん30歳になったときに、その質問に的確に答えられるようになっていると思う。過去を回想し、いつが自分のベストの年だったかってね。今の時点では、僕はまだキャリアの途中だと感じているだけだ。

意欲という意味で、アガシにいったい何が起こったのか知っていますか。たまに彼と言葉を交わすことは?

ピート 一時期、僕らが親しいという印象を与えていたかもしれないけど、実はそうじゃないんだ。僕らの関係は、言ってみれば、たとえば彼がロッカールームに入って行ったら、僕はあえて別の方向に行く、というようなものだ。もちろんいっしょに座って話をすることもできるけど、いつもそんな感じだった。僕らが仲よく見えたとしたらそれはナイキの契約とコマーシャルのせいで、実際の僕らは決してそんなに親しくはなかったんだよ。

そして質問の答えだけど、彼の頭の中で何が起こっているのか、実際僕には見当がつかないよ。問題が、彼のプレーでないことは明らかだ。彼は勝てる実力を持っている。問題はすべて彼の心の中、精神的なことなのだろう。もし彼がもう一度やりたいのなら、できるだろう。要は彼がそれを本当に望んで、時間と労力を費やしたいと思っているかということだ。

才能があるから、時間や努力を費やさなくとも2、3のいい成績なら挙げることはできるだろうけど、長く安定した成績となるとそうはいかない。たぶん、彼のテニス以外での興味が、妨げとなっているんじゃないかな。僕自身は、すべてをできるだけ単純にとらえて、いつもテニスに集中しようと努めている。すべては、彼の気持ち次第だよ。

とりわけ対戦するのが好きな選手というのはいますか?

ピート 誰とやるのが特別に好きかと言われても困るけど、競い合うという意味で、プレーを楽しめる相手は何人かいる。アガシ、クーリエ、チャン、ベッカー…。ベッカーとドイツで対戦したんだけど、会場が超興奮状態だったため、まさに異常な雰囲気だった。ヘビー級のボクサーが戦っているような感じだったね。

つまり、トップのプレーヤーたちとやるのが好きなんだ。競い合うこと自体を楽しめる試合というものがある。実際それがテニスの醍醐味というものなんだけど…。ゲーム自体のみを考えて、やりたくない相手をあげるとすると、イバニセビッチだ。彼がいったい何をやってくるのか、まったく見当がつかないんだから。

家族はいて、お金はある。でも僕には親しい友人がいない。これが僕が持っていないもののひとつだ。

テニスからちょっと離れて、一番最近の休暇をどこで過ごしたか教えてもらえますか。

ピート モンテカルロのあと、ロスでギリシャ風の復活祭を祝ったんだ。

ギリシヤ風の復活祭っていったいどんなものなんです?

ピート 普通の復活祭の1週間あとにやるんだよ。モンテカルロで早いラウンドで負けたあと、少し時間が開き、ちょうど母にギリシャの復活祭に帰ってきなさいと促されたこともあって、帰ることに決めた。ギリシャの重要な祝日なんだ。教会に行って、ろうそくを灯して、伝統的なことをみんなやったんだ…でも、ホリディのことを聞きたいの、それともバカンス? 

バカンス、つまり休暇のことについて聞きたいんです。イギリスではこれをホリディと呼ぶんですよ。

ピート でも僕にとっての休暇は、家に帰ることだからね。年に30〜35週間も旅をしているから、家にいることが僕にとってのバカンスだ。レイク・タホ・ゴルフ・トーナメントが僕の休暇だったな。

それで、成績はどうだったんです?

ピート まあまあだったよ(笑)。いつもよりずっとナーバスだったけど、まあ悪くはなかった(笑)。

ギリシャの復活祭の話に戻りますが、ご家族の方は今でもギリシャの伝統的なことを守っているのですか。

ピート そうだね。もちろん、僕はギリシャ人じゃない。僕はアメリカ合衆国で生まれ、育った。でも僕の母はギリシャで生まれ育って、24歳までギリシャに住んでいたんだ。父はシカゴで生まれた。父は、ジューイッシュ(ユダヤ教徒)なんだけど、彼の父はギリシャ人だった。この父の父から "サンプラス" の名前がきたわけだ。だから人が、僕がどこから来たのかと尋ねれば、ギリシャですとも答える。でも正しく言えばアメリカン・グリーク、ギリシャ系アメリカ人かな。

ギリシャに行ったことは?

ピート まだない。

行ってみたい?

ピート ああ、のちにね。選手としてのキャリアを終えたあとに、家族といっしょにぜひ行ってみたいよ。

まだ手にしていないもので、手に入れたいと思うものは?

ピート (長いこと考えて)テニスということで考えると、少なくとも1回はフレンチ・オープンに優勝したいね。でも、それ以外の人生においては…(また長いこと考え込んで)健康でいたい、ほしいものはすべて持っていると思うから。家族はいつも僕を支えてくれてきたし、僕には家族と、自分の子供を支えるだけのお金がある。

それからどうしてだか、僕はたくさんの親しい友だちというものを持っていない。ティム(ガリクソン=彼のコーチであり脳腫瘍により96年5月に他界した)は僕の本当に親しい友だちだった。またビタス(ゲルレイティス=94年他界)ともとても親しかった。こういったことを考えると少し落ち込むよ。僕のような立場にいると、本当にいい友だちに出会うということはむずかしい。

これが、僕が持っていないもののひとつだね。友だちはいる。でもニューヨークに行ったときにちょっと電話して、夕食でもいっしょに食べようと気軽に誘える知り合いってものはいない。だから僕がいっしょに過ごすのは、僕の家族と、ジェフ(シュワルツ=エージェント)と、ポール(アナコーン=コーチ)と、トッド(シュナイダー=トレーナー)、それからタンパにいる友人の何人かになるんだ。本当にそんなものだよ。

では、ニューヨークで仕事をしている間、ディナーの相手は、結局仕事をいっしょにしている人たちということになるわけですか。

ピート そういうわけでもない。僕はただ、ひとりでいるのが好きなんだ。本当にそうだ。いつも公衆の目にさらされていて、いつも人々に囲まれでいるので、ホテルにいるときや家にいるときは、ひとりでいたい。自分のしたいことをする。テレビを見て、ピザをオーダーし、そんなふうに過ごすのが好きなんだ。誰も僕の邪魔はしない、すごくいい気分だよ。


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