天津堂
ヒット作もないのに余裕の開発ペース。
ゲーム界のジョージ・ハリスン!

 
     

 

マーシャルエイジ
1992
ADV/ゲームAA/精液A(顔2:口1)
キーワード:ご都合主義の主人公・美肌

大海に浮かぶ孤島にある優愛女子総合学園。その女の園で繰り広げられるクラブ抗争の鎮圧を依頼された主人公は・・・。

これでオレのエロゲ人生が決定。学園もので、ラブラブで、H。THE・エロゲ!天津堂の処女作にして’92年エロゲの最高傑作。CG、ストーリー、ゲーム性、エロ全てがいい。(当時のレベルですよ、念のため)。これを書くためにもう一度ちょこっとやったけど今見ても美麗な肌色。

 

 

G.R.
1993
ADV/ゲームB/精液B
キーワード:ツルペタ・関西弁・レズ・糞尿

オムニバス2つ。ガンツ先生のクイズ脱衣とSM・・・。

SMものなんで・・・私はちょっと・・・・「思春期万万歳」はいいと思うけど。買うほどのもんではない。しかし、糞尿が天津堂の本当の嗜好だったというのは読めなかったなあ。

 

 

JINN〜永遠の勇士〜
1994
連続射精RPG/ゲームA+/ 精液A+(顔7:口1)
キーワード:オレのエロゲ観のアイデンティティ

混沌の闇が世界を覆い、力の均衡が破られようとしている世界。その秩序を取り戻す勇士を選び出す試練の旅がいま始まる。長い冒険を経て、少年は精霊(JINN)と出会い、闘うことの意味を噛みしめ、世の事柄の深淵、生、死、そして愛を知る。全てが終わり、再び世界に静寂が訪れたとき・・・、少年は英雄になる。

ってな感じの話だったような、そうじゃなかったような。

天津堂というだけで点数が甘くなってしまう私。1992年(結構昔だなー)にデビュー作の「マーシャルエイジ」という傑作をいきなりぶちかまして以来、俺にとって天津堂は最重要メーカーだった。めっちゃ濃いHシーンのテキスト。可愛い女の子。16色とは思えない美しい肌(今見るとLibidoと同じ系だね)。そして精液へのこだわり(除;がっつまん氏の原画)。トータルクオリティは90年代前半ではNO.1だった。いわば私のエロゲインプリンティングですな。

でも最近ダメなんだよう。なんかSMスカトロメーカーになってるし、「マーシャルエイジ2」ははっきり言って初めて天津堂の作品でつまらんと思っちゃったし(期待が大きすぎるんだよね)。んでなにより、あれだけストライクずっぽしだったRB26DETT氏の絵がだんだん東尾ばりのビーンボールになってきた。乳輪だし。トホホ。

という訳で現段階では天津堂の頂点は「JINN」ということになってしまう。 「マーシャル」のあと、「やんやんのクイズいっちょまえ」「G.R.」と軽めにきてここでの大作RPG。はっきりいってかなり(当時としては)長いゲームだった。この頃は1日でコンプできるゲーム多かったからね。まだ「同級生2」出る前だったからすげー力の入ったゲームだと思ったな。ちょっとストーリーはクサいけど、主人公の性格はご都合主義が許せるいい感じだし、こいつが全部の女にもっともらしいセリフを言うのも、一夫多妻制の世界観で正当性(?)は守られるようになってる。

それより、特筆すべきはエロですよ。 出色なのは、一回のHで何回もフィニッシュがあること。これは新しかった。どのゲームでも、大体1人で1回のHというのが普通ですわね。これだと何となくプレイの幅が狭くなると思いませんか?それを「JINN」では一人1回のHシーンでありながら、何度もしきり直しをして2回3回をプレイする。これは素晴らしいアイデアで最近のゲームでもあんまり見ない。主人公は気の毒ですが。「JINN」は「腎虚」のことだったんですねえ。Hシーンのテキストもいちいち濃いし、精液も多い(白い、がサラサラ系)。かなりの数の女の子が出てきて、後に出てくる娘ほどエロい。最初の一人以外全員顔射!しかもみんな和姦YES!YES!YES! 1994年の作品だけど最高のH度を保ってると思う。
みんな買おう!!!!

天津堂は基本できてるよ。処女作からフィニッシュもちゃんと2段フィニッシュ(※下記参照)だしね。あ、この「JINN」の次の2作品、「GOICE」と「やんやんの激闘同窓会」もかなりいいから買いだ!!!!!<まだ>スカトロもないよ!!!

 

※2段フィニッシュとは

Hシーンのフィニッシュシーンで、テキストに合わせて精液CGがフィニッシュCGの上に乗ってくること。

要するにHシーンの最後の絵では何にもなくて「出る!」「ドピュッ!」ってなってから精液が出てくること。若しくはフィニッシュのタイミングに合わせてフィニッシュCGに切り替わること。未だにこれができないとこが多い(Libidoとかね)。「い、いくよ」「ドピュッッ!」ってゆってもCGなんも変わらんかったり、逆にCGではもう果てとるのに「い、いいよ。最高だ・・・・」とかほざいとる。最悪ですわ。

ここのHPのランキングでは、もちろんそういう作品は選んでおりませ・・・・ややっ?「クローンドール」が?

・・・・・・ま、たまにはいいのもあるようですね。

(WIN版「JINN〜永遠の勇士」レポート)

やっとWIN版を買った。最後までやっていないが、一応インプレ。

基本的には98版と全く同じ。音楽が良くなったぐらいか?う〜ん、でも未だ面白いねぇ。RPGなんやけど、そんなに気を使わなくていいのよ、装備とかに。キーボードでサクサク歩いてくれるし、セーブロードも随時で死んでも楽勝。でもマップが結構デカイから時間はかかるね、やっぱり。オレって途中で仲間とはぐれて一人で戦うってRPGお馴染みの試練がすごく心細くってイヤなのでそこで今頓挫中。

唯一のWIN版の追加はボーナスキャラ2人。98版では紋章を持っている娘としかHできなかったが、そういう設定のせいで出られなかったサブキャラとのHが今回復活。多分新規のCGではなく、もともとあったシーンだと思うけど・・・。

そのうちの一人のシーアって娘がものすごい。オレはこんなにも大喜びで精液をガブ飲みする娘は初めて見た。「クローンドール」も大概スゴイと思ったが、こっちの「みゃ〜ん。ごろにゃああ〜ん。おいしい〜っ。おいしいよぉ〜。もっとミルク飲ませて〜!ミルク〜!」には圧倒されたわ。表現に凝ってくる天津堂でこんだけストレートなんも珍しいが、かなり勃たせるというのは間違いない。音声があったらどんなんやったろう。

新規で買う人はともかく、既に98版を持っている人がこの2人のためにお金を出すべきかどうか大いに迷うところだが。天津堂のHが好きな人なら買った方がいいだろう。オレは楽勝で買ったね。ファンならこのぐらいの誠意を見せて当然だろう?

ま、特価1000円だったからね。

 

 

GOICE
1994
ADV/ゲームB/ 精液A+(顔3:口3)
キーワード:ファンによるリメイク希望ナンバーワン作

オムニバス3つからなるPCアニメ。

天津堂の「VIPER−GTS」。かなりの量のアニメをつぎこんだ労作。しかしアニメの途中キャンセルができないので苦労した。当然Hはバリバリ。ラストの顔射の大量さにはド肝抜かれたぜ。

 

 

やんやんの激闘同窓会
1995
カードゲーム/ゲームA/ 精液A(顔3:口1)
キーワード:UNO

天津堂キャラ総登場のカードゲーム脱衣カードゲーム。

ま、「UNO」です。非常にゲーム性が高くて出来もいい。これは熱中してしまいましたね。ごほうびのCGは各キャラ一枚づつにもかかわらず、2段フィニッシュを決めてくるのはさすがだ。

 

 

WAVER
−The Seeker2−
1996
ADV/ゲームWC/ 精液WC(顔1:口0)
キーワード:糞・尿・S・M・ラリ女

謎のカーナビゲーションソフトに導かれ、謎の洋館にたどり着いたカップル。そこで2人が見たのは壮絶な背徳の美学・・・。

出た!もう一つの天津堂!それが「SMスカトロ」。やろうかやるまいかさんざん迷ったあげくプレイ。結果・・・やっぱやらんかったらよかった〜!うんこ出しすぎ〜!しかもアニメ!にゅるっと、ブバッと、ずりゅりゅりゅ〜っとバラエティに富んだうんこがみれちゃうよ!PIL?リビドー?それこそそんなのクソ!みんな買え!そしてやれ!この気分、みんな道連れじゃあ〜!

追伸)昔のAVに「わくわく糞尿ランド」というのがあって、うんこをフライパンで焼いてデミグラスソースかけて「ハンバ〜グ」っちゅーて食べるのあったけど、そんなゲームはさすがにどこも作らんだろうな〜。

 

 

マーシャルエイジ2
1998
ADV/ゲームC(あえて)/ 精液C(あえて)(顔1?:口0)
キーワード:妖魔退治・学園・乳輪紫

学園長の野望が灰燼に帰して3年。雅人は再び現れた魔物と対決するために島へと赴く。出る出ると言われ続け、ようやく98年に出た続編。

こ、これは・・・!こんなのいやだあ〜!26DETT氏昔に戻ってくれ〜!16色時代の繊細さはどこへ!?少女達が洋ピン女優みたいだあ〜!大味だあ〜!

 

 

Stay with・・・カレンがくれた季節
1999

スポットライト参照

 

SMノススメ
-The seeker ZERO-
体験版
2000
SM調教SLG/ゲーム−/ 精液−(顔0:口1)
キーワード:奇跡!年内発売確定!

兄の名前は大樹、そして妹の名前はさつき。ごく普通の兄妹は、ごく普通の生活をし、ごく普通の恋をしました。ただ一つ違っていたのはお兄さんはサドだったのです。

とにかく最近はエロゲ熱がどうにも冷め気味で。レビューもあんまり上げなくってちょっと気まずいんだけど、「ゲームがつまらんからしょうがない。オレのせいじゃねえ」と思うようにしていた。

そんなオレの、今年発売のゲームでほぼ唯一の期待作が「SMノススメ」だ。2作連続の大コケで、オレのなかではアジアカップの柳沢敦並の屈辱的な地位にまで来てしまった天津堂。それが、エロエロ・オリエンテッドゲームを出すということでそら大期待するでしょう、ファンとしては。早速、体験版を入手してやってみました!

・・・・おお!これは!
も、モノドラモード最高!
・・・の予感っ。
遂に出ましたよ、「クローンドール」日記フルボイスが。体験版だから3人のキャラそれぞれ1プレイずつしか調教ができないけど、それだけでも十分にエロさを感じた。やっぱり良いですよ、これは。なぜ、他のところがやらなかったのか・・・。というか、こんなメンドくさいことやりたくないよねぇ。天津堂って全然スタッフいなさそうなのに、相変わらず身の丈を考えないコンセプトを持ってくるな。だからこそ発売日が延びまくることになるんだよねぇ・・・。しかし、その努力の甲斐はあったのではないだろうか、今回はっ!

相変わらず背景も塗りも音楽もレベルが高く、力が入っていることはよくわかる。その気合いがエネルギーがあさっての方向にいってしまった「STAY WITH」と違って、今度は大丈夫そう。個人的には、同時にやった「かてきょ」「特別授業」に、体験版の状態で既に上でした。まあ、本当の評価は発売を待たないといけないけど、体験版をやった限りではこれで天津堂が潰れてしまっても悔いなし!というぐらいの出来にはなっていそうですよ(本当はやんやんが汁まみれになるまでは潰れることは許さんが)。

遂にマスターアップしたそうで、これで後は発売を待つばかり。 あの望月でもアジアカップ決勝戦で一矢報いたんだよ。天津堂も今度はやる!いや、ほんと、やらないと。

 

 

SMノススメ
-The seeker ZERO-
2000
SM調教風SLG/ゲームA−/ 精液A++(顔16:口11)
キーワード:いやー、これをやった時のトキメキといったら

「わ、わたし・・・お兄ちゃんの奴隷になる!」妹・さつきの衝撃の告白。揺れる主人公・宮島大樹。その彼の元にさつきの上級生・多恵華に主人公の大学の後輩・薫が家に同居することに。しかも彼女たちも自らすすんで「奴隷志願」をしてくるのだった。一夜にして「SMの殿堂」と化した宮島家。日々繰り広げられる激しい調教。その果てに、大樹は、3人の奴隷たちは・・・。

あの子はやれば絶対応えてくれる子なんです!!あの子は腐ったミカンなんかじゃありません!

と、言い続けて早何年になったんだ?最後の作品(と、あえて言わせてくれ!)である「WAVER」から4年。これだけ不振を囲ったら、そら米倉先生ならずとも「私はもうボロボロです・・・」と言ってしまいたくなるというものですよ!でもね、人間の性根が腐りきるってことは無いんですよ!裏切られても、裏切られても、信じなければならないんです!ですよね?神林先生!
・・・こういう出だしで何人付いてきているのかかなり不安だが・・・まあ、いいか。

とにかく、不安で一杯だった天津堂ですわ。

エロゲカウントダウンから唯一リンクを貼ってあるブランド、天津堂。ワテ、ほんま期待してまんねんけど・・・。前2作は大コケやったし、この「SMノススメ」もそのコンセプトには十分納得できるものがあったものの、度重なる発売延期。それも1ヶ月単位でバンバン延ばしちゃうし。「また、延期してしまいましたね!もう天津堂には愛想が尽きました、さようなら。」っちゅういつものがメーカーHPの掲示板に溢れて、オレはそういうカキコに憤りつつも、かといって今の天津堂に絶対の信頼感ってのも確かにないしねぇ。もう弟分にボーイズラブゲー作らせて自分は隠居するんちゃうやろか?・・・というモヤモヤした不穏なムードのなか、なんとか20世紀中に出ました!もうパケからして顔射という、今までとはやる気が違う!オレは身体が熱くなってしまったぜ(まあ実際その日38度の熱あったんやけど、わざわざゲットしに行って来ましたよ、馬鹿だねぇ)。


早速箱を開けてインストール。相変わらずDISC面とかインストール画面とか綺麗だな。こういうところにも凝るから時間かかるんだ。インストールの間に天津堂新聞を読む。次回作はやんやんモノ!よしっ!。で、「マーシャルエイジ3」の制作断念が正式にアナウンスされている。まあ、あの続きができたところで・・・という感じもするからいいけど。「Stay With」をおもろいってゆっている人がやっぱりいるんだなあ、と変な感心しているうちにゲーム開始の準備ができたようなんで、起動ォ!

・・・・このゲーム、ストーリーはほとんどないようですな。始まって5分ほどであっという間に3人の女の子を調教できる環境が整ってしまう。主人公にかなりご執心の妹さんはともかく、他の女の子たちも「先輩サドなの?へぇ〜面白そう〜やってやって〜。」と二丁目劇場に来る女子中学生のような気軽さでわらわら集まってきよるんです。

後はもうこの3人をひたすら調教するだけ、エロしかない。ストーリー・キャラ性ともにあんま無し。日常シーンもごくごく短くして、ひたすら調教だけをし続けるエロ的トミーズ雅・150キロマラソン。今回はかなり明快なコンセプトを持っていた作品だったので、「出さえすれば、エロに関しては今回は絶対大丈夫」だとは思っていた。が、予想以上に大丈夫だったね。エロに関しては天津堂が持っているポテンシャル全てを出し尽くしたと言っても過言ではないと思う。

え?天津堂のエロのポテンシャルってなんだ?
そりゃテキストウンコでしょうが。トリコロール。

何より最初にについて。今回の汁はGOICEのラストを越えたね。やっぱ天津堂は汁だよ!汁!天津堂掲示板でRB26DETT氏が「汁ばっかり描いてます」って言ってたけど、そのRB氏はマスターアップ後入院。将に命を削って描いた汁な訳で。出し惜しみはないですわ。PL花火大会ですわ。あまりにも出るから、ひく人もいっぱいいるかも。「放蕩仙女」みたいに美しいかかり方しまへん。ベチャッって感じ。エロいっすね。しかも今回。各ヒロインたちとのラブラブエンドに普通Hがあるんだけど、これがことごとくフィニッシュぶっかけ。更に!メインヒロインのさつきにはH終わってんのにわざわざチンポを顔の前に持ってきて顔射2連発。更に4Pシーンでは、3人並べて顔射!更に全身にぶっかけ!更にとどめに全員に顔射!しかもこれがただ一人の男のリボルバーから撃ち出されるんですよ。すごすぎる。果たして人類にここまで精液を出すことが可能なんでしょうかっ。死にますっ。それどころかこの主人公、日常シーンで「今日も体調がいい」って何遍も言ってますよ。おそらく清水宏保もビックリの自己鍛錬の賜物でしょう。いやはや。

大部分の顔射シーンは顔アップの状態で行うし、もうパーペキ。言うこと茄子。”「STAY WITH」ではスミマセンでした、PERO殿!存分にヌイてくだされ!”という天津堂からのメッセージ、電波deキャッチしましたよっ、ボクは!

更にこれを後押しするのがテキスト。今回のテキストは久々に天津堂らしい濃厚さが炸裂。しかも卑語満載でくるとは正直意外だった。チ●ポ、マ●コ言いまくりですがな。そしてモノドラモードの存在、これは大きい。このモノドラモードの装備で一気にこのゲームの位が上がった。

まあ、モノドラモードってのを初めて聞く人いるかも知れないけど、要するに「クローンドール」の日記です。・・・え?「クローンドール」やったことない?エロゲ界において、「YUーNO」の次ぐらいにリメイク希望が多い(断言)、「クローンドール」ですよ。詳しくは当HPのレビューを見てもらうとして、この「SMノススメ」でも全ての調教を「女性視点で」振り返ることができます。しかもフルボイスで。確かにあの「クローンドール」を体験してしまった後では、新鮮度はやや落ちるものの、やっぱりエロいですよ。

でも、汁と違ってモノドラに関してはもっと上目指せたかな〜という気もせんでもない。基本的に女の子全員調教にはノリノリなんで、見た目と裏でほとんど差違がないっす。予想どおりというか。「クローンドール」の場合は、調教中女の子が全く話さないんで日記を見たときのインパクトが凄かったんであって。3人の女の子のうち、一人ぐらいは裏表のギャップを感じさせるものがあった方がよりエロかったよ。モノスゴ無口だけど、心では全開って娘は必要だったですよ、これは。

で、もうひとつ。ウンコいらん?みたいな〜。
そらね〜。ウンコでは誰にも負けん!というオリジネイターとしての自負はわかりますよ?でも、もうリビドーとかまんぼう小屋とかURANに任しときましょ〜よ〜。ブリュブリュブバブバやりすぎっす。ミルク、コーラ、ゼリービーンズ、ウドン等々、色んなモノが出入りいたしてますな。もういつも言っていることなんですけど、肛門は出るところであって入れるところではないっ!お、おわかりですか?

まあ、ウンコに限らず、様々な調教でかなり徹底したシーンが見られますわ。結局、天津堂としては全てのシーンにおいて徹底したものを提示するエロ作品を作ろうということなんだろう。だからウンコでも妥協はない・・・のかな?「エロいものを作ることが今回最大の使命」だと、天津堂新聞にも書いてあったけど、とにかくそういう作品ですよ。

かといって、過去の「Seeker」シリーズのような好事家のサロン的な敷居の高いところはなく、その和気あいあいとしたムードはSMというより「SMプレイ」という感じ。RB26DETT氏の描くキャラもWINになってから最も可愛いと思うし、その点でも今までのシリーズに比べるとちょっぴり間口は広い。SMはかなり嫌いなオレも、今回は大丈夫だった。オレも相当すれっからしになってしまって、あの「姉妹妻」でも「ま、なかなかですね」ぐらい。もうエロゲに関しては鬼グルメもいいとこ。しかしね〜、さすがにこれぐらいチンポをタコ殴りしてくるような作品だともう勃てざるを得ないっすわ。精液あぶくには白旗。参った。


結論。日常シーンが短いせいで調教ばっかりの単調なゲームになってしまってる、相変わらずフルスクリーンのみの起動、「NANAMIワンダーランド」ばりのSEがウザイ等、不満はあるにはあるものの。オレとしては本作の出来には非常に満足できた。確かに激しい調教の連続だし、ほとんどビザールといってもいいドロドロな画面上のインパクト。全ての人に快く受け入れられるとは思えない。しかし、この作品を好む人も好まない人も、この作品が力作であるということを感じない人はいないと思うし、誰もがあの女性の体つきや塗り、テキストや汁、そしてウンコに強い印象を持ったと思う。そういう意味では天津堂テイストを強く持った作品に仕上がっている。嬉しいですね、これは。何しろ不遇の時代が長かっただけにセーラがダイアモンドプリンセスに返り咲いた時ぐらいの気分ですな。最初からこれ作っとればいいのに、「マーシャルエイジ2」や「Stay With」の回り道が寡作な天津堂にとっては痛かったな、とも思う。何はともあれ、余は満足じゃ。


これで次回作も安泰・・・であってほしいものですねぇ。
やんやんが汁まみれになったら、もうHP畳んでもええわ。

 

 

WAVER
−The Seeker2−
Perfect Edition
2001
ADV/ゲームWC/ 精液WC(顔1:口1)
キーワード:やんやんは〜(しつこい)?

謎のカーナビゲーションソフトに導かれ、謎の洋館にたどり着いたカップル。そこで2人が見たのは壮絶な背徳の美学・・・。

「麻雀幻想曲3」と同時に買った、これまたリメイク作品。ほんと、昔に生きてますなぁ・・・。おそらくWIN化希望が一番高いであろう「GOICE」jはリメイク絶望(天津堂側からコメントがどこぞで出てたような・・・)。俺が一番リメイクして欲しい「JINN」も望み薄。それなのに!WINで一回出したゲームをもう一度リメイクするとは・・・よっぽど好きなんだね、ウンコが。

で、実際やってみました。

フルボイス化・フルカラーCG塗り直し。何か、最初は抵抗があったWINになってからの天津堂のCG塗りやけど、耐性が付いてきたのか平気になってきた。むしろ美麗としか思えなくなってきましたわ。こういう洋館SMモノなんかの舞台にはこの濃い塗りがあっている。声優はあんまり巧いって感じやないけど、「SMノススメ」とキャストがかぶってるんで、親近感ありますな。

元の「WAVER」はあんまりやってないので細かいとこはわからないけど、ストーリーは大体同じかなあ・・・。まーストーリーに関しては前作もそうやったけど、改めてやってもどーでもいい話ですな、個人的には。SMの根本や背徳の美学がどうのこうのなんてのをあそこまで理屈っぽくやられると、何か村上龍の家に招かれたみたいでイマイチ居心地が悪い。エロに理屈なんぞイランのじゃ!チンポに活字刷ってんじゃねぇ!真珠入れたらんかい!・・・と自己批判してみたりして。普段散々「汁を受け入れることは、陵辱ではなく愛の発露であって・・・」と藤本義一みたいな屁理屈こねてるワシに言う権利ないです。近親憎悪ですかね。まあ、その手の人達はこういうのが好きかも知れないし、俺はSMの専門家じゃないので何とも言えない・・・。

ただ、この作品はよくわかってるというか、エロシーンになったらそういう屁理屈が全くなくなるんですわ。「エロが楽しみたい方はそこだけどうぞ」という仕様で、凌辱や鬱ゲーでありがちな、エロシーンでぐだぐだと心象描写やモノローグを垂れ流してチンチンに冷や水かけるような愚行は犯してまへん。偉い。まあ、ご託の代わりにウンコを垂れ流してますから、十分萎えますが。ウンコ・オシッコともに精液よりも遙かに力を入れてアニメにしてあって、スカトロ・イズ・アワ・ホームカントリーの気持ちがよく伝わってきますね・・・。

6年前のゲームのリメイクなんで、今の基準でみると画面上はともかくプレイして受ける手応えはやっぱり薄味ですよ。しかしまあ、市場価格はかなり下がってきてるから2000円台なら十分モトはとれそうな作品ではあります。それに今回、女性視点からHシーンを振り返るモノドラモードが搭載されたのは大きいです。フルボイス、CGフルカラー化ぐらいやったら買う気にならないけど、モノドラがあるんだったらって気にはなりますなぁ。

それにしても天津堂、これ新作やないのに「これでアリバイは作ったし、しばらく新しいの出さんでエエわ」って感じになってへんか?全然新作の告知ないんスけどー!OVAが出るってのはいわば不労所得であって・・・。

 

 

あゆみちゃんLABO
2003
カードゲームバトルADV/ゲームB
精液A−(顔12[うち顔アップ7]:口3うち[顔アップ1])
キーワード:昔のルックスのやんやんで、モノドラモード付き「メイド・イン・ヘブン」
作ってくれんかなぁ・・・

天津堂作品の歴代ロリキャラ大集合!皆が見たかったあの娘が、あの娘が、み〜んなあんたのものになる!

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・首吊ってもいいですか


こちとら、ノリノリのレビューを書こうを手ぐすねを引いて待っていた訳だ。そりゃそうだろうよ。何度も言うように、オレがエロゲーマーとしてのアイデンティティの植え付けたのが天津堂。「マーシャルエイジ」から始まるきゃつらの作ったDOSゲ群に、オレはエロゲとは何かってのを大いに学んだ訳だよ。

そして、その天津堂の「SMノススメ」以来の新作は、その天津堂の各作品のキャラが集まったノベルティ作品だった。しかもだ、そのキャラのチョイスがだ。今までの天津堂作品のなかで本番おあずけを食ってきたキャラばっかりなのだよ。「マーシャルエイジ」の一番人気頻尿少女はっとりあゆみに、「JINN」の盲目幼女マーヤ、そして何よりブランドのマスコットキャラのやんやん(当時8才)。当時はラブの対象にならなかった、小さすぎる彼女たち。しかし、時を経て世の中も十分に病み、ちっこい娘ばっかりの作品を出しても大丈夫になった。結果、本作は天津堂キャラのなかでもっともプレミアム度の高いメンバー人選での制作とあいなったのだった。やんやんなんかは92年の初登場当時から「この娘をゲームに出せ!」と要望が多かったキャラ。なんと、10年ごしの実現。この感激。アリスがアリスちゃんの股を広げる時のことを考えてみようよ。もうオレは居ても立ってもいられなかったね。蘇る俺の青春!キャンディーズとゴールデンハーフとピンクレディーがジョイントライプをやるようなものなんだよ!うまく言えない!

しかも、このメンバーでの作品のコンセプトが、「純愛」「多汁」「ハードエロ」「初物」ですよ。更に「卑語」入り。更に、「陵辱」「鬼畜」「汚物」なし!これでモノドラモード搭載だったら、もう神の領域だったが、この際どうでもいい。このエロゲ10年戦士以外へのアピールを考えない蔵出しメンツ、割り切りまくったコンセプトを見た瞬間、俺はいよいよ天津堂は店じまいするつもりなのだなと嬉しいんだか悲しいんだかわかんない気持ちになってしまった。それほどの作品であるのに、巷的には「音楽、畑亜貴がやってるんだ、へ〜」ぐらいのスナック感覚の受け入れられ方というのは非常に嘆かわしかった!そこで、オレは自分のサイトで初めて特定作品のキャンペーンを張った。トップ絵も6枚も描いた。もう、ちょ〜やる気全開バリバリゴ〜でやんすよ!




嗚呼、なのに・・・。




ダメだよ・・・。ダメ。何でだろうねぇ。ファンが喜ぶ人選だし、エロもある。愛もある。卑語も汁も確かにある。まさに天津堂の触れ込み通りなんだよ。でもやってみると、なんでこんなに萎えるんだ? カレーライスを頼んだら、肉じゃが定食が出てきたような・・・・そんな感覚。材料も同じ、作り方もほとんど同じ、でも、出来上がりは全然違うんだよなぁ・・・難しいなぁ。

まあ、ちょっと長くなるけど、浮かれすぎた自分への戒めもこめて、反省会を今から開こうかな。あ、その前に断っておきますが、前もって他のレビューサイトの評判を見てみるとこの作品、おおむね好評みたいですよ。どうやら、オレの感性の方がおかしい?・・・したがって、ここから先の文章は凝り固まったオールドファンの妄言である、と思って頂きたい!



作品評価のキーワードは毎度お馴染み、キャラの扱い方、これに尽きる。

もうファーストシーンからカクっときた。ゲームはビックリするほどいきなり始まる。お話は魔物が巣くう学園に主人公が乗り込み、毒牙にかかった少女達とバトルで闘う「マーシャルエイジ」完全踏襲、まさにファン向けの話。これ自体は文句ない。問題は、これがプロローグも何もなしでいきなり会話だけで「という訳でいってらっしゃい」ぐらいのノリで始まるんだわ。これにはビックリした。そもそも、この作品にはHイベント以外のイベントがない。キャラクター達はふと出てきて、カードバトルをして、勝ったら脱ぐ。それだけ。キャラを印象づけるイベントが一切ない。驚くべきことに展開やテキスト回りも完全に92年当時そのもの。いや、むしろ「マーシャルエイジ」の方がちゃんと始まってたぐらい・・・。な、なんじゃこれは。まさか狙ってDOSゲを再現している訳やないやろうな。

あのさぁ。私は何年も待ってた訳ですよ。何年も。こっちとしては、「ああ、やんやんってどんな娘なんだろ!」とか、「マーヤは少しは大きくなったのかな!」という再会に向けて抑えきれない楽しみがあるでしょ。まして、今回は長いブランクで絵柄も変わっているし、声も入った。昔の印象と新規イメージとのすりあわせがまず必要やろ。それが初登場が立ち絵のみで「あ、お兄ちゃん、来たの」みたいなタモリ倶楽部みたいな登場でどないするんや!甲斐ないわ。この初登場のおざなりさには参ったよ。

まあ、そういうADV部分でのDOSゲレベルの力配分のおかげで、Hシーンは乱交乱交でかなり気合いが入っている訳やねんけどなぁ・・・ADVでの手抜きがモロに響いとる・・・。「一番!○○部の△△です!じゃ、脱ぎます!」ってな感じで、キャラを知る間もなくあっという間にエロシーン。そんでもって、どいつもこいつもあっちゅう間にエロキチガイに堕してしまう・・・。日常シーンでキャラの性格がわかる会話のやりとりはほとんどなく、状況説明か下ネタしか話してない。しかもHは多人数プレイばっか。これじゃあ、せっかくいいキャラを持ってきても誰が誰だかさっぱりやんか!一見、隅から隅までエロで固めてあって濃厚なエロさを確保しているように見えるが、オレの愚息は萎えっぱなしだったよ。

例えばだ。ここに海があると思ってくれ。

そして、三人の女の子がいる。一人は泳げる。もう一人は泳げない。もう一人は背中に入れ墨があるのを隠している。とまあこういう感じでそれぞれキャラ性があるとしよう。こういう色分けをしてあると、もう浜辺に立っている時点で3人3様で面白い訳だよ。そして、浜から海に向かって歩き出す、Tシャツを脱いで水着になる、片足水につけてみる・・・。それぞれのシーンで、それぞれの女の子が、それぞれの反応をする。これがキャラ性を生かしているということなんだ。

しかしだ。そこでその3人をタンカーに乗せ、マリアナ海溝辺りでバラストつけて海に叩き込んだらどうだい?全員溺れて死ぬ。そこにはキャラ性も何にもない。ただ、同じように溺れるだけですよ。「あゆみちゃんLABO」で行われていることは、まさにこういうことだと思う。全員が一様にエロキチガイになってしまう。もう誰が誰であろうが全く関係ない。これが一つの到達点でそうなるならまだいいけど、もうあらかたのHシーンで動物のようになった子供達(また幼女ってのがメゲルんだよなぁ・・・)がチンポを求めているというのは、何ともキビシイ。

「SMノススメ」なんかはある意味、そういうエロの沖で溺れさせることを目的にした作品であったが、あれは女性一人一人とじっくり向き合い、徐々に落としていくことで逆にエロを通じてキャラと交流しているという作品であった。一方、「あゆみちゃん」は既に立っているキャラをいきなり乱交させる。これはこれで一つのやり方ではあるが。ADV部分でほとんどキャラを紹介せずに、エロフリーク状態でそれぞれのキャラ性を失わせた上に乱交でシャッフルさせてしまう。これは、せっかく立っているキャラをいたずらに摩耗させていると言ってもいい。これでほんまにええんか?

オレはむしろ、好きなキャラを粗末に扱われたような気がしてならないね。先にも言ったとおり、この作品はノベルティである訳。新規ユーザーをターゲットにしていないことは、キャラ紹介のテキストがゲーム中にほとんどないことで明らか。ということは、これはファンのための作品である訳だ。じゃあ、ファンってノベルティ作品に何を求めているのだろう?そりゃ、自分の好きなゲームキャラやその世界観について、もっと深く知りたいんだ。あの作品のあの娘ってどういう娘なんだろう?作中で見れないところで何をしていたんだろう?そういう風に、キャラや世界観について、より多方向から知りたい。そういう欲求を満たすものが、ノベルティソフトでしょうよ。

もちろん、その「知りたい」欲望の一つにエロも含まれる。オレも見たいよ、やんやんの裸が!しかし、あくまで主眼はキャラを知ることにあることを忘れてはいけない。エロのせいでキャラ性を失うというのは、本末転倒だと思う。まして、この作品でのメンバーってのはただのメンツじゃない。ブランドマスコットやちょい役の女の子みたいな、レアゆえに人気が高いキャラ達なんだから、ファンの知りたい情報ってのはそれこそ「いろは」の「い」から始まるんだ。まともな会話すらしたことがなかったんだから。それを全部かっと飛ばして、いきなり裸からというのは憧れのマドンナに10年ぶりにソープで再会するようなもんだ。切ないわ。何よりもったいないやろ。デスクトップキャラクターの方がマシだったとは言わないけどさぁ・・・それでも、何年も愛したキャラがこんな風になるのなら、やらん方がよかったかもとすら思ったわ。

しかも、主人公もこのメンバーを相手にするのにふさわしくなかったしな。体験版の時点から「ん?」と思ったけど、この主人公に付き合っていると罪悪感が頭を離れることがない。この主人公は「マーシャルエイジ」との男女入れ替え設定で、戦いに勝つと下半身に欲望が溜まってしまうという体質で、ヌイてもらわないことにはにっちもさっちもどうにもブルドッグ状態なのだ。それはエロゲとしては非常にいい設定。だが、この作品は「女性の貞操の危機を救ったお礼として貞操をいただく」という非常に矛盾した構造なのだから、大義名分が非常に重要になってくる。なのに、今回の主人公は女性に対する尊重、いたわりがいささか欠けた、かなりマッチョな男なんだな。

主人公:「(戦い終わって・・・)ふぅ、大したことない相手だったな」
女の子:「あ、あなた、誰ですか・・・?」
主人公:「あ、ヤベ、勃ってきちゃった!なあ、ヌイてくれよ、いいだろ」
女の子:「え、き、きゃあああああああ!や、やめてー!」


極端に言うとこういう男なんだ。もちろん、こんなバカ男でも「マーシャルエイジ」みたいに大人の女性や、同世代の娘が相手ならカバーできる。しかし、今回は年齢詐称しているが子供が相手だぞ。そういう男が自分の欲望のはけ口に、幼女にチンポを突っ込んでいる姿はもう凌辱にしか見えない。そんなにたまったんなら、全力で走って風俗行け!こういうのは心理的にマズい。幼女相手に罪悪感なくプレーヤーがHするには、幼女がやる気であることと、こっちがやる気がない(ポーズでもいい)というセット、もしくは、同じく幼女がやる気で、主人公がプレイヤーも呆れるほどの相当のヘタレであることが必要なんだ。しかし、本作のHシーンの多くは幼女にやる気がなくって、主人公にやる気がある。これじゃ強姦だ。どこが「純愛」やねん。

なんぼでもやり方あるやろ。

主人公:「(戦い終わって・・・)こ、こら!オレに近づいたらダメだって言っただろ!今のオレは何するかわかんねぇぞ!」
あゆみ:「でも、お兄様!近づかないと、助けられませんわ!苦しいんでしょ?」
主人公:「ぐ・・・ぐぐ・・・た、確かに苦しい・・・で、でも、自分で何とかするってんだ!!さっさと逃げろ!」
あゆみ:「お兄様!助けて欲しいの?欲しくないの?」
主人公:「た、助けてもらいたい・・・ですけど〜。で、でも、ダメだ!やっぱりダメだ!」
あゆみ:「お兄様、安心して!天才・はっとりあゆみが5秒で楽にして差しあげますわ!」
主人公:「ズ、ズボンを降ろすなー!お・・・おう・・・・?た、確かに、天才だ・・・」

こういう風に、主人公がタマりきった欲望と理性の板挟みで苦しんでいるところを、女の子が見かねて助けてくれる、という展開なら、楽勝で倫理観をクリアできると思うだがなぁ・・・。敢えて挑発的に言うけど、ド素人のオレでもこれぐらいは書けるんやで。もうちょっと何とかならんのか、ほんま。オレは常々作り手さんへのリスペクトを忘れないようにしようと思っているけど、これに関しては思い入れもあって、オレがシナリオ書いた方がマシや!とかなりストーカー的な気持ちになってしまったぞ。そもそも、2大コンセプト「純愛」と「多人数セックス」がぶつかりあって中途半端になっている気もする。「純愛」ってのは表現的には排他的なものだからさ。本来なら、女の子達は主人公のチンポを一人占めにしたいはずだよ。主人公の苦しみを他ならぬ自分で何とかしたいはず(個人的にはこっちの線を強調してもらえた方がよかったけど)。しかし、この作品では簡単にチンポをみんなで共有する。マーヤちゃんに「あ、あの・・・他の娘にオチンチン触らせちゃダメです・・・」と言われるのと「みんなでお兄ちゃんのチンポ楽しみましょ」と言われるのと、どっちがいいかは個人差だとは思うが(何だ、この二択・・・)、オレ的には前者の方が遙かに「純愛」の感覚に近い。しかし、この作品では前者のノリは皆無で、後者のセリフの精神が顕著。これは「愛」というより「フリーセックス」に近い。こういう部分でも、女の子個々の想いのベクトルが主人公一人に集まらず、関係が希薄になる要因を作っている。ハーレムエンドでもちぃとも誉れな気分を味わえない。

なんちゅうか、自分ところのキャラが可愛くないんかなぁ、天津堂は。せっかくの人気ヒロインをこんなおざなりに扱った上に、こんな主人公に「凌辱」さすとはなぁ・・・。ターゲットがさっぱりわからんわ。オレだけが不満ってならいいけど、天津堂ファンはこの作品の出来に満足してるんだろうか?ノベルティソフトなのにファンに気に入られない作りだと、存在価値が乏しいやん。卑語と乱交Hは死ぬほどあるから、卑語好きとかキャラが全然なくてもHさえあればいい、って人ならこれは全然買いやとは思うけど・・・果たして、この作品はそういう人らに向けて作られているんだろうか?



こういう風にエロだけをむき出しにした作品となると、今の天津堂作品にはとかく絵的な問題があるので、他の作品との勝負には不利なんだよなぁ・・・。本当にRB氏の絵はギリギリの線になってきた。あれだけ繊細な塗りと造形を誇った絵が、今や描線・塗り共にディテールがほとんどなくなってしまって、限りなくのぺーとした絵になってしまった。特に首から下が・・・。オレはこの人はすごく絵が巧い人だなーと、それこそ10年前の街角のソフパルのポスターの時点から思っておった。巧い人の進化は本当にわからんわ・・・。そもそも、RB氏はロリ絵描きじゃないと思う。ホルスタイン乳描きでもないと思う。頭身がそこそこあって普通に大きいぐらいの胸の高校生ぐらいの娘こそが、RB氏の本領だと思う。あゆみちゃんだって、結構頭身あるんだよな。楓とかアディアナとか、年いっても椎村博子ぐらいが一番いいんだよー。そういう人等のなかで、たまにやんやんみたいなちっこいのが居るから映えるんだ。塗りも「マーシャルエイジ」が一番よかったかもしれんわ。11年前の16色CGが一番ええってどういうことやねん・・・。

そんでもってもう・・・・汁もダメなんだよなぁ。ああ・・・。これで汁がよかったら、手のひらを返す気マンマンだったんだけど・・・。汁量も減ったけど、汁質がかなり後退したのが痛い。平均より遙かに汁やとは思うけど、「SMノススメ」を見た後だともう全然。とどめに顔射も少ない。中だし中心なんだよなぁ・・・それはそれでいいんだけど、顔射の時の汁が少ないのがキツい。乱交が多いせいで局部アップがかなり少ないし、パース的にも制約がある。絵的なインパクトは思ったよりもないわ。やんやん・マーヤ・犬娘のトリプルフェラで顔射なしには、もうソフパル新社屋にテロも辞さずの気持ちだぜ!




正直、これはなかったことにして作り直してほしい。ダメかな?だって〜、これじゃあ、やんやんに会えた気が全然しない・・・。完全にポジティブなのはカードバトルの時の女性キャラ達の反応ぐらい(これはよかったっ)。

とにかく、このキャラの出し方はないわ。RB氏の絵がどうのこうの言ってるけど、CGギャラリーの絵だけ見てるといい感じなんだよ。それがセリフがつくと途端にダメになる・・・問題はテキストなんだよ。これはまあ多分にファン心理が影響してるせいだと思うから、キャラ性にこだわらなかったらこれでもヌケるのかも知れない。「SMノススメ」と同じような部分への刺激を求めている人なら、それなりに満足できると思う。でも、何度も言うけどこの作品はノベルティなんだからっ。ファン心理が大事だろ。何よりさあ、これほどの期待作の割に、手抜き感を感じるのはオレだけか?全体的な簡素さもそうだし、システム面での不親切さもそう(今時メッセージスピード固定)、「CONFING」とか「CONBO」とか初等レベルの綴り間違いの放置。カードバトルも企画自体はいいんだけど、バランスが悪くて完全に運賦天賦の世界。戦略よりも配牌でほとんど決まってしまう。おかげで「SMノススメ」がどれほどいい出来やったか再確認できたわ・・・。制作にかかった時間を考えたら、何というか・・・大暴れしたい気持ちになりますな!

もう、この作品は忘れた!
明日という字は、明るい日と書きたいものだな!

何とか次回作で巻き返して欲しい!・・・てなこと言っていたら、天津堂新聞によると次回作は巨乳モノらしいぞ。潰れないのか、よかったよかった。しかし、またぞろ巨乳ものか・・・これもなぁ・・・だからさあ、普通の女の子描きなさいよ。本人の嗜好なんやろうけどなぁ・・・でもまあ、ロリよりはええか。とりあえず、乳輪の色には気をつけてちょ〜だいね!散々叩いて何だけど、いつまでも愛してるよ〜天津堂〜(一番タチの悪い愛情)。